アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記【個性的な先生編 ♯5】
アラフォー体ガチガチのヨガ初心者、本田ゆうすけさんが本場インドでRYT500を取得するまでの波乱万丈!?エピソードをお届けする連載企画がスタート。今回は、クラスを担当する個性的な先生たちの紹介。イケメンで笑顔がキュートなプラカーシュ先生による驚きの指導法など、クラスの様子を中心にお送りいたします。毎週土曜更新。
前回お話した2時間のレッスンでは、前半でマントラ・呼吸法(プラーナーヤーマ)・太陽礼拝を。後半でアーサナを主に行います。実際にマントラを唱えたりアーサナをするクラスなので、ここでは‟実践クラス”と呼ばせてもらいますね。このクラスは日曜を除いた朝・夕に必ず行われます。1日のうち4時間が実践クラスとなるわけです。レッスン・講義は多くても1日6~7時間なので、実践クラスは大きな割合を占めています。
ところで、僕たちの初めての実践クラスを担当してくれた、ラディカ先生。実は代行で入ってくれてました。メインで受け持つ先生が、急用のためお休みしていたのです。
それが、実践クラス担当のプラカーシュ先生。合宿中の多くの時間を、この先生と共に過ごします。今年度は地元オリッサ州のヨガ大会に出場し、チャンピオンになったほどの腕前です!小さいころから‟Mallakhamb(マラカンブ)”というインドの伝統的スポーツで体を鍛え、13歳でヨガの道に入りました。このMallakhamb(マラカンブ)、インド版ポールダンスのような相当ハードなもの。アーサナが得意になる理由がよくわかります。
イケメンで笑顔がとてもキュートなプラカーシュ先生。カタコトの日本語を織り交ぜながらのレッスンは、生徒に大人気です。
時にSっ気を発揮する場面も。ヨガ経験者の人でも、「え?それ大丈夫??」というようなストレッチを入れてきたりします。例えば、前回も出てきた‟バッダコナーサナ(合せきのポーズ)”では…普通に生徒の膝の上に乗ってきます!そういえば、リラックスポーズでお馴染みの‟バーラーサナ(チャイルドポーズ)”でも…普通に生徒の背中の上に乗ってきます!
なんなら生徒の上で、ドヤ顔してます。ラディカ先生といい、このスクールはドヤ顔癖があるのか?(笑)。
念のためフォローしておきますと、本当に無理なことはさせません。数多くの生徒を見てきた実績も経験もありますし、その人の体の特徴・柔軟性など見ながら対応しています。とりあげた例は、実際にヨガの文献にも載っていたりしますし。そして、最終的には自分で自分を守るのも大事かと。「怖い」「痛い」を感じる時は、遠慮なく「NO」を伝えるべきと、無理の利かなくなってきたアラフォーだからこそ思います。先生も嫌がる生徒に強制的にやらせることはしませんしね。
実践クラスは、このように個性的な先生たちで行われています。
それ以外のカリキュラムは、基本的には、座学の時間が1日に1~2時間。座学では主に、ヨガの哲学、アーサナ理論(アーサナの効果や注意点など)について学びます。そして、スクール側でも特に力を入れているのが、このヨガ哲学。ヨガが単なるスポーツ・エクササイズと違うと言われる理由は、まさに哲学の部分にあるのでしょう。
授業を受け持つのはルチカ先生。エリートエンジニアとしての将来もありながら、ヨガに出会い、知識のヨガと言われる“ギャーナヨガ“の道を選んだ人です。ヨガの持つスピリチュアルな側面は、時に非現実的で、信憑性を感じられないかもしれません。なんせルチカ先生の最初の授業でも、「ヨガは宇宙です」と、いきなりポカーン(・Д・) とすることを仰いました(笑)。
ただ、古来伝えられてきたヨガの教えを、わかりやすく現代の日常に落とし込んで解説してくれます。個人的な解釈かもしれませんが、「落ち着いた心で幸せに生きましょう」というアドバイスをしてくれているような。ヨガ発祥の地であるインド。その文化や世界観をもって語られる言葉には、ある種の説得力があります。インドでヨガをすることの、大きな意義となるのではないでしょうか。
さてさて、1日の授業内容は大まかにこんな感じです。大体1日のうち6時間くらいのプログラム、その他の時間は全て自由時間!!RYT200の合宿で、ここまで余裕のあるコースは少ないかもしれません。45日間というスケジュールならではですね。
自由時間を使って、洗濯したり、予習復習したり。コーヒー飲みながら読書といった、自分の時間をゆっくり過ごすこともできます。昼食は出ないので、各自で食べに行ったりするのも、楽しみの一つ。来るまではハワイでの資格取得に未練を残していたくせに、来てみると案外良いもので。インドでは、ヨガの聖地リシケシでも、多くのRYT200コースが開かれています。観光地化されてはいるものの、ガンジス川を眺め、特別な空気の中でヨガを深められる場所です。僕も弾丸で一度行きましたが、とっても魅力的なところでした。
対して、ここプリーは知名度も低い田舎町。それでも、ここに来てよかったと言える時間を過ごせています。地元の人々と交流し(たまにボラれ)、ローカルフードにチャレンジし(お腹を壊し)、漁村の浜辺を散歩し(糞を踏み)…と不便なこともたくさんある中で、インドの魅力を多少なりとも生活体験できます。その辺りの日常も随時レポートしていきますね。
話が少し逸れましたが。日曜日が丸一日お休み、その他の日は大体同じ時間割りで進行していきます。少しだけ内容が変わるのが土曜日の朝。それは、僕の苦手とする週1回の“鼻洗浄”の時間…。
次回は、この地獄の鼻洗浄についてお伝えしていきます(^_^;)
それではまた。NAMASTE!!
本田ゆうすけ
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