太りやすい意外な原因を解決→【肩甲骨を動かすだけ】痩せ体質へ導く椅子エクササイズ
「猫背が気になる」「最近太りやすくなった」…。加齢と共に、そんな変化を感じていませんか?背骨や肩甲骨まわりが硬くなると、姿勢が崩れるだけでなく、代謝の低下にもつながると言われています。肩甲骨は本来自由に動くパーツ。しかし、猫背や巻き肩姿勢が続くと肩甲骨の動きがなくなり、周りの筋肉が使われなくなります。今回は、肩甲骨本来の動きを取り戻しながら、姿勢改善&痩せ体質に導くエクササイズをご紹介します!
肩甲骨が動かないと太りやすくなる?
肩甲骨周辺には、熱を生み出す褐色脂肪細胞が比較的多く存在しています。ここが刺激されることで熱が生まれ、代謝の向上や冷え改善につながると言われています。
しかし、猫背や巻き肩姿勢では肩が前に入り、肩甲骨が外側に広がったまま固定された状態になり、背中の筋肉(僧帽筋下部、広背筋、菱形筋など)が働かず、熱を生み出す力も減少してしまいます。また、筋肉量が減って血流やリンパの巡りが滞り、脂肪や老廃物が溜まる悪循環に陥ります。その結果、太りやすく痩せにくい体質へ変わってしまうのです。
痩せ体質を作るカギは肩甲骨本来の動きを取り戻すこと!
肩甲骨は本来、上げる(挙上)・下げる(下制)・寄せる(内転)・離す(外転)、上方回旋(外側に回転しながら上げる)、下方回旋(内側に回転しながら下げる)といった立体的に動かすことができます。
しかし、背中が丸まった姿勢になると、肩甲骨が上に引き上がり、外側へ広がった状態に。本来はそこから戻る動きが必要ですが、猫背が癖になると、肩甲骨が広がったまま戻らなくなります。
痩せ体質を作るには、開いた肩甲骨を内側に寄せ、上がった肩甲骨を下し、肩甲骨を元の位置に戻すこと、柔軟性を保ち背面の大きな筋肉を働かせることが重要なカギになります。
座ったまま痩せ体質を作るキャットカウエクササイズ
今回ご紹介するのは、ヨガのキャット&カウの背骨の動きをベースに、肩甲骨を広げて寄せる往復運動。姿勢改善&代謝UP!肩甲骨の動きにフォーカスしたエクササイズです。今回は椅子に座って行いますが、正座やあぐら、立ったままでもできますよ。エクササイズを取り入れて、肩甲骨の動きを取り戻しましょう!
<やり方>
1)背筋を伸ばして椅子に浅めに座り、手を軽く握って腰に添える。
2)息を吐きながら肩甲骨を背骨から引き離し、背中を丸めて肘を外に開く。(キャットポーズ)
3)息を吸いながら開いた肩甲骨を下げて背骨に寄せる。胸を開き、肘を背面で閉じる。(カウポーズ)
4)呼吸に合わせ10回×2〜3セット行う。
ポイントは、腕ではなく肩甲骨を動かすこと。呼吸を深め、胸椎(胸の付け根)を中心にして、背骨をしならせながら丁寧に行います。
肩甲骨は意識しないと動かしにくいパーツです。このエクササイズは、座っても立ったままでもできることが魅力!ぜひ、日常に取り入れ、猫背改善と痩せ体質づくりを同時に叶えましょう。
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