検査は問題なし。でも頭が重い・肩がガチガチ…原因は“首の角度”かも|今日からできる5つのリセット
「CTもMRIも正常って言われたのに、頭痛だけはずっと続くんです」「肩こりが毎日ひどいのに、病院では“異常なし”の一言で終わる…」―こういう声、ここ数年で本当に増えました。原因のひとつとして強く疑われるのが、“スマホ首(ストレートネック)”と呼ばれる姿勢の崩れです。医師が解説します。
検査では“問題なし”…なのに頭が重い、肩がガチガチ。その理由は?
スマホをのぞき込む姿勢って、思っている以上に首に負担がかかります。頭の重さは約4〜6kgほどと言われていますが、前に倒れる角度が大きくなるほど、首への負担は倍々ゲームで増加。
その結果、
・首まわりの筋肉がパンパンにこる
・肩が自然と前に巻いてくる
・血流が悪くなって頭痛が出る
といった“姿勢由来の不調”が積み上がってしまうんですね。
レントゲンやCTでは骨や臓器の異常は出ないので、“原因不明の不調”として片づけられがち——そこがスマホ首のやっかいなところなんです。
どうして姿勢だけで頭痛? スマホ首が引き起こす悪循環
スマホ首が続くと、首の自然なカーブ(前弯)が失われ、いわゆる“ストレートネック”の状態になります。
すると…
① 首の筋肉がずっと緊張したままになる
本来、首の骨のカーブが頭の重さを分散しているのに、そのカーブが減ると筋肉が直接重さを支えるはめに。結果、筋肉が疲れ切ってガチガチの肩こりの出来上がりです。
② 血流が悪くなり、頭痛が起きやすくなる
首の筋肉がカチカチになると、頭を栄養する血流も低下してしまい、“締め付けられるような頭痛”が出やすくなります。
③ 神経が過敏になり、こめかみ〜後頭部に痛みが走ることも
筋肉の緊張によって神経も圧迫され、後頭部や目の奥に響くような痛みを感じる人もいます。
実際、在宅ワークになってから頭痛が急増した人の多くは本人の自覚以上に、首が前に倒れた姿勢になっています。
「仕事終わって鏡を見ると、首の位置がいつのまにか前に出てる…」、そんな状態が長く続くと、頭痛はクセのように繰り返されてしまいます。
今日からできる“スマホ首リセット”習慣
スマホ首は“骨が曲がった”というより、単なる姿勢のクセの積み重ねです。だからこそ、日常での小さな修正がものすごく効きます。
① スマホを見る位置を“顔の高さ”まで上げる
これだけで首の角度が改善します。
おへそ〜胸の高さでスマホを持っている人は要注意。
② 首の前側を伸ばすストレッチ
・あごを軽く上に向ける
・鎖骨に手を当てて軽く引き下げる
これだけで前側の張りがスッと抜けやすくなります。
③ 肩甲骨を動かす習慣
肩を後ろに大きく回す→ 巻き肩がゆるんで首の負担がグッと減ります。
④ 30分に1回は“姿勢リセット”
深呼吸して、背筋を伸ばし、頭を少し後ろに。“首が前に出すぎてない?”と確認するだけでOK。
⑤ 枕を低めにするのも効果的
高い枕は首をより前に押し出すので、寝ている間もスマホ首の姿勢が続いてしまいます。
ちょっとずつでも続けると、「あれ? 今日あんまり頭痛しないかも?」という日が増えてきます。
まとめ
・CTやMRIで異常なしでも、姿勢の乱れで頭痛や肩こりは起こる
・スマホ首は“ストレートネック”を招き、筋肉の緊張や血流低下を引き起こす
・頭痛、肩こりの多くは“使い方のクセ”が原因
・スマホの位置調整、ストレッチ、こまめな姿勢リセットで改善が期待できる
“現代病”と言われるスマホ首ですが、正しい使い方さえ身につければ、体はちゃんと回復してくれます。
まずは今日、スマホを目の高さに持ち上げるところから始めてみてください。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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