股関節が硬いと太りやすくなる?股関節をほぐして"骨盤まわりの巡り"を戻す1分ストレッチ

股関節が硬いと太りやすくなる?股関節をほぐして"骨盤まわりの巡り"を戻す1分ストレッチ

40代になって以前より太りやすくなった、下半身がむくみやすい…そんな悩みはありませんか?その原因は、股関節の硬さにあるかもしれません。股関節が硬くなると骨盤まわりの血流やリンパの流れが滞り、代謝が低下してしまいます。今回は、たった1分で骨盤まわりの巡りを改善し、太りにくい体を作るストレッチをご紹介します。

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股関節が硬いと太りやすくなる理由

股関節が硬くなると太りやすくなる主な理由は、骨盤まわりの循環機能の低下にあります。股関節周辺には、腸腰筋や梨状筋といった深層の筋肉が存在し、これらの筋肉が柔軟に動くことで、骨盤内を通る大きな血管やリンパ管の流れがスムーズに保たれます。しかし、デスクワークや運動不足で股関節が硬くなると、これらの筋肉が緊張し、血管やリンパ管を圧迫してしまいます。その結果、下半身の老廃物が溜まりやすくなり、基礎代謝が低下して脂肪が蓄積しやすい体質になるのです。

イラストAC
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股関節をほぐすことで期待できる効果

股関節をほぐすと、骨盤まわりの血流とリンパの流れが改善され、老廃物の排出が促進されます。その結果、むくみが解消され、基礎代謝が向上するため、太りにくい体質へと変化していきます。また、股関節の可動域が広がることで、日常動作での消費カロリーも自然と増加します。姿勢も整うため、ポッコリお腹の改善や腰痛の予防にもつながります。さらに、骨盤底筋群への刺激も入るため、女性特有の悩みの改善も期待できます。

骨盤まわりの巡りを戻す1分ストレッチのやり方

1. 仰向けに寝て、両膝を立てます。右足首を左膝の上に乗せ、右膝を外側に開きます。両手で左太ももの裏を抱え、胸に引き寄せます。このとき、右のお尻から股関節にかけて伸びを感じるはずです。

小野田貴代
photo by Takayo Onoda

2. その状態で、右膝を小さく円を描くように10回ゆっくり回します。股関節の奥からほぐれていく感覚を意識しながら、時計回り、反時計回りの両方向に回しましょう。呼吸は自然に続けます。

小野田貴代
photo by Takayo Onoda

3. 20秒間その姿勢をキープした後、ゆっくり足を下ろします。反対側も同様に行います。左右で股関節の硬さに違いを感じるかもしれませんが、硬い方は少し長めにストレッチすると効果的です。

効果を出すポイント

無理に伸ばそうとせず、気持ちいい範囲で行うことが大切です。朝起きた時や就寝前に行うと、一日の巡りが良くなります。毎日続けることで、股関節の柔軟性が徐々に改善され、代謝の良い太りにくい体へと変化していきます。

40代からの体型維持には、股関節の柔軟性が重要です。たった1分のストレッチで骨盤まわりの巡りを改善し、太りにくい体を手に入れましょう。ぜひ今日から始めてみてください。

記事監修/小野田貴代
ヨガインストラクター。学生時代にヨガに出会い、ヨガインストラクター養成講師を経て現在はオンラインを中心に活動。誰もが取り組みやすい、日常に活かすヨガを幅広く伝えている。CM等のメディア監修や健康コラム執筆、 FMラジオパーソナリティとしても活動。初心者から自分のペースで楽しめる「たかヨガ」もYouTubeで配信中。Instagram:@takayo_onoda

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