【寝転んだままOK】腰・股関節・背中がふわっと軽くなるハッピーベイビーのポーズ

【寝転んだままOK】腰・股関節・背中がふわっと軽くなるハッピーベイビーのポーズ
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HINACO
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2025-11-18

長く座っていた日や、なんとなく腰まわりが重い朝。身体の奥に疲れが溜まっていると感じるときにほどよく効いてくれるのが、寝転んだまま脚を開いて行う“ハッピーベイビー”のポーズです。強く伸ばそうとしなくても、重力に身を預けるだけで股関節まわりの緊張が緩み、腰の深い部分までじんわりと解放されていく心地よさが魅力。ヨガ初心者でも無理なく行えるうえ、寝る前にもぴったりのリラックスポーズです。

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どこが心地よくゆるむのか

このポーズは、股関節の内側や内転筋、腰の深い筋肉、仙骨まわり、太ももの付け根、そして背中の下部など、骨盤に近い広い範囲をまとめてゆるめることができます。脚を外側へ開いて引き寄せる形は、普段の生活でギュッと閉じがちな股関節をやさしく開き、骨盤まわりのスペースを取り戻してくれる働きがあります。背中全体を床に預けることで、腰の奥にある細かな筋肉が自然とゆるむため、腰の張りや詰まり感が抜けていくのも特徴です。強く伸ばすのではなく、身体の重さと呼吸に任せて“ほどけていく感覚”を味わうことで、より深くリラックスできます。

なぜ腰の軽さにつながるのか

ハッピーベイビーは、筋肉を引きのばすというよりも、骨盤と腰の周りにある深層の筋肉を“緩める”働きが得意です。背面を床に預けることで腰椎まわりの力みが抜けやすくなり、無意識に入っていた緊張がじんわりと解けていきます。その結果、腰の詰まり感や朝のこわばりが減り、反り腰ぎみの人は腰がフラットに近づき、骨盤がニュートラルに戻りやすくなります。前後に傾きやすい骨盤が整うことで、立ち姿勢も安定し、腰への負担が大きく減っていきます。姿勢が整えば呼吸も深まり、腹部や背中の緊張も自然とほぐれます。ストレッチをしているというより、“身体がため息をついて緩んでいく”ような感覚を得られるのが、このポーズの大きな魅力です。

姿勢改善
イラストAC

股関節が開くことで、日常の動きが軽くなる

股関節は、脚・腰・背中の動きをつなぐ“身体の中心”。ここの柔らかさは、日常のあらゆる動作に直結します。ハッピーベイビーで内転筋や脚の付け根がゆるむと、歩き始めの軽さが出て脚が上がりやすくなり、骨盤の左右差が整うため姿勢が安定し、下半身の疲れやむくみも抜けやすくなります。股関節まわりがゆるむことで、前屈や開脚など他のストレッチの深まり方も変わり、“柔らかい身体の土台”ができていきます。身体が軽く動くようになるだけでなく、心の緊張もほどけ、リラックス感が全身へ広がるのも大きなメリットです。

続けるほど整う、骨盤と心のコンディション

このポーズを習慣にすると、骨盤の動きが柔らかくなり、腰痛の予防につながります。寝る前に行うと自律神経が穏やかになり、睡眠の深さにも良い影響が出ることが多いです。股関節の可動域が広がることでほかのストレッチの効果も上がり、脚の付け根や腰のハリが日常的に溜まりにくくなるという嬉しい変化も感じられるはず。“身体も心もゆるむポーズ”と言われるのは、こうした全体的な調整力があるからこそ。ハッピーベイビーは、毎日短い時間でも積み重ねるほど、心身の巡りが整う優しいケアです。

やり方

1)仰向けに寝転がり、脚の内側から両手で足裏を掴みます。

ハッピーベイビーのポーズ
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2)膝を脇の下はしずめるように、真下に脚の裏を引き寄せます。股関節周りや腰回りがじわじわと伸びるのを感じましょう。

ハッピーベイビーのポーズ
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