肩こりに悩む人の多くが【立ち方が崩れている!?】足裏の4点で支える肩こり改善のための立ち方とは
肩こりを解消するために肩まわりをほぐしている人は多いと思いますが、実は肩こりは意外な部分と関係しています。それが「足裏」です。身体の土台である足裏の重心が崩れていると、骨盤や背骨の並びが崩れ、結果的に肩や首に大きな負担がかかってしまうのです。今日は、そんな土台をしっかり根付かせられる、姿勢も良くなる立ち方をお伝えしていきます。
足裏と姿勢の関係
足裏にはアーチと呼ばれる3つのカーブがあり、それぞれが身体の土台となり、衝撃を吸収してくれています。
①内側縦アーチ:土踏まずにあたる、かかとと親指の付け根を結ぶ内側のアーチ
②外側縦アーチ:かかとと小指の付け根を結ぶ外側のアーチ
③横アーチ:5本の指の付け根を結ぶ横アーチ
これらのアーチ構造がバランス良く働くことで、足裏から頭頂まで無理のない姿勢を保ち、身体への負担を軽減してくれているのです。
アーチが崩れると姿勢が崩れる
足裏のアーチがうまく機能していないと、身体の重心が前や後ろ、あるいは外側に傾いてしまいます。さらに加齢と共に筋力は低下。内側の縦アーチ(土踏まず)が引き上げづらくなることで、アーチが崩れやすくなり、骨盤の角度が崩れます。背骨のカーブにも影響が及び、猫背や反り腰といった姿勢不良につながってしまいます。
土台の崩れが肩こりの原因に
日本人の身体のお悩みでダントツ1位と言われているのが、「肩こり」です。姿勢が乱れると、肩や首の位置が本来より前にずれてしまい、頭の重さを支えるために肩まわりの筋肉が過剰に緊張します。これが、慢性的な肩こりの原因のひとつになります。
土壌が不安定な場所に木が真っすぐ生えないのと同じように、私達の身体も崩れた土台の上でバランスを取ろうとしても、余分な力が入ってしまい筋肉が緊張。こりへと繋がってしまっているのです。
土台が安定していれば、肩の力みも抜け、頭の位置も整えられます。呼吸もしやすく自律神経のバランスも整いやすくなります。
理想の重心を覚えよう
理想の重心は、足裏4点で身体を支えることです。親指と小指の付け根とかかとの左右、この4点で重心を捉えていきます。足の指は大きく広げ、そっと指の腹が床に触れている状態がベストです。
足指を浮かせて行う重心チェック
重心を捉えやすくする簡単な方法が、足指10本をすべて浮かせることです。すべての指を浮かせると、自然と重心が足裏全体にかかるようになります。
①軽く両脚を開き、両手は身体の体側に下ろします。
②両足のつま先を浮かせ、足裏4点で身体の感覚を捉えていきます。頭は後ろへ引き、背骨の真上に乗せます。
※フラフラして不安な方は、片手を壁につきながら行ってもOKです。
詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。
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