「立つ&歩く」で疲れにくくなる!足の重心を整える「タオル踏み」エクササイズ【O脚の人必見!】
立った姿勢でいると、すぐに疲れてしまう。歩くとすぐに脚がだるくなる、重くなる。その原因の1つに、重心のズレが考えられます。正しい重心に戻すことで体に余計な力が入らず、楽に動けるようになります。バランス感覚が必要な運動をされている方も必見の内容です!
正しい重心の位置とは?
立ち姿勢での正しい重心は、足裏4点で身体を支えることとヨガではよく言われています。
足裏の4点とは、親指の付け根(拇指球)、小指の付け根(小指球)、かかとの左右の4点。しかし、O脚の人や膝下O脚の人は、脚の外側に体重がかかりやすく、重心の乱れにより余計な力みが生まれ、立ったり歩いたりといった日常の動きでも「すぐに疲れてしまう」とい弊害が起きている可能性があります。
まず、正しい重心は(所説あります)
ー足の指側とカカト側の前後の割合は、前(足の指側)が4割、後ろ(かかと側)が6割
ー足の親指側と小指側の左右の割合は、内側(親指側)8割、外側(小指側)2割
ただ、この割合を意識して立つといわれても、難しすぎますよね。そのため、簡易的ではありますが、ここの1点を意識すると良いというポイントがあります。2つの方法で表現してみますので、意識しやすい方で理解してみましょう。ここに意識を集めることで、立った感覚が良くなり、うちくるぶしから内もも、そして骨盤底筋、体幹と体の軸が通りやすい感覚を持ちやすくなります。
ーカカトと土踏まずの境目あたり
ー内くるぶしの前側から真下に行ったところの足裏
重心の位置を整える「タオル踏み」エクササイズ
かかととくるぶしの境目当たりに重心の感覚(=荷重感覚)を持つと、体の軸が整えやすくなります。その感覚を整えるエクササイズを行っていましょう!ビフォーアフターを感じるため、まずは楽な姿勢で立って、足の裏の感覚を感じてみてからスタートしましょう。
1.右脚を前に出して膝を曲げ、後ろ脚は軽く後ろに引いて安定するように立つ(かけっこで、走り始める前の構えのような姿勢)
2.フェイスタオルを固めに丸めて筒状にし、右足の土踏まずの下に置いて踏む
3.上体は背筋を伸ばして、お尻を後ろに軽く引き股関節を引き込みながら、タオルを土踏まずで踏み込む(10~20回繰り返す)
上記で解説した重心のポイントに体重を乗せる感覚を養うエクササイズです。右脚を行った後、もう1回楽な姿勢で立ってみましょう。右脚と左脚で重心の位置の違いや、立ちやすさを感じられるでしょう。逆脚も同様に行いましょう。
▼インストラクターの動きを動画で詳しくチェック
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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