キレイな立ち姿の極意【重心はつま先とかかとのどちらにかけるのが正解?】足指意識が大事な理由
普段の自分の立ち姿や姿勢をちゃんと確認したことはありますか? 毎日出かける前に姿見でファッションチェックをする人は多いと思いますが、姿勢のチェックはしているでしょうか。今日は正しい姿勢になるための、重心・体重の乗せ方についてお伝えします。重心を正しく捉えられるようになると、普段感じていた身体の不調をやわらげることもできます。
重心のよくあるパターンとは
あなたの重心のかけ方はどっち?
重心が前に乗っている
・かかとよりつま先に体重が乗っていて、頭が前に出ている。
・肩が内巻きだったり、猫背の人が多い。
・骨盤がやや後傾気味または前傾気味。
・ヒールを履く機会が多い。
重心が後ろに乗っている
・つま先ではなくかかとに体重が乗っている。
・胸が開いていて腰が反りやすい、反り腰タイプ
・骨盤はやや後傾気味または前傾気味。
姿勢が大切な理由とは
私たちは日常の多くの時間を無意識のうちにとっている姿勢や動作で過ごしており、その日常のくせが身体に染みつき、全身のさまざまなトラブルを引き起こしています。
また肩こりや腰痛などのトラブルを抱えると、身体は痛みを逃そうとさらに姿勢が崩れる原因に。他にも女性ホルモンの働きのひとつに筋肉量を保持するという役割があるのですが、35歳を過ぎたあたりからは女性ホルモンの減少により筋肉量は減少していきます。
足裏4点で支えて立つと重心が決まる
理想の重心は、足裏4点で身体を支えることです。4点とは、親指と小指の付け根、かかとの左右。4点で体を支えるようになるための簡単なトレーニングが、足指10本をすべて浮かせることです。これができると自然と重心が足裏全体にかかります。
重心を整える「足指浮かせ」
足指を浮かすことで下半身の筋肉にスイッチが入り、筋力UPが期待できます。前ももの筋肉は、骨盤底筋とも繋がっているので、特に女性にとっては鍛えておきたい筋肉のひとつです。
毎日時間を見ては足指アップをして、姿勢改善と筋力UPにつなげていきましょう。
① まっすぐ立ち、脚幅を骨盤幅(約こぶし1個半程度)に開きます。
② 両手は身体の体側に下ろし、両足のつま先をすべて上に上げていきましょう。
③ 足裏4点で身体の重心を捉えます。その際、頭は後ろへ引き、背骨の真上に頭が乗るように意識しましょう。
こちらの内容は動画でも確認いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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