無意識の力みはガチガチ肩こりのもと!だらりと力を抜くだけの肩こり対策〈1日30秒〉から始めよう
肩こりに悩むと「ストレッチでほぐそう」「筋トレで鍛えよう」と思うかもしれません。けれど、実は力を抜くことが、肩を軽くする近道にもなることはご存じですか?今回は力を抜く肩こり対策をご紹介します。
無意識の「力の入りすぎ」からくる肩こり
私たちは日常生活の中で無意識に肩に力を入れて過ごしています。パソコン作業やスマホを見ているときや、精神的なストレスでいつの間にか肩がすくんで緊張してしまう...その積み重ねが血流を悪くし、肩こりや頭痛、呼吸の浅さにまでもつながっていきます。そして、肩こり解消のためにストレッチなどをするときでさえも、つい力が入ってしまうことがあります。
肩まわりには、僧帽筋や肩甲挙筋といった小さな筋肉が多く存在し、ストレスや集中状態のときに特に緊張しやすい筋肉です。長時間の緊張で筋肉が硬くなると、血液やリンパの流れが滞り、「肩が重い」「こって痛い」という状態になります。無意識のうちの力みが肩こりの原因になってしまうため、意識的に力を抜くことが大切になります。
力を抜くとどうなる?
ストレッチや筋トレのように「頑張るケア」とは逆に、力を抜くと肩関節と肩甲骨まわりが解放されて、つまっていた感じがふわっとやわらぎます。さらに、脱力することで緊張した筋肉が血流を取り戻し、老廃物の排出もスムーズになります。その結果、腕のだるさやむくみがやわらぐことがあります。
また、肩の緊張がとれると胸郭が広がりやすくなり、自然と呼吸が深まります。呼吸が深まると副交感神経(体をリラックスさせる神経)が優位になり、心も体も落ち着きやすくなります。そこで今回は、壁を使って力を抜いて行う、肩まわりのリリース法をご紹介します。
緊張からくる肩こりに、壁を使った脱力リリース
やり方
1)壁に向かって立ち、両手を壁についたまま、背中が伸びるところまで後ろに下がり、顔を下に向ける。足は腰幅かそれより広く開いて姿勢を安定させる。
2)片方の手を壁から離し、腕をだらんと床の方に下ろす。力を抜き、肩から腕が自然に引き伸ばされる感覚を味わう。腕の重さを意識して脱力したまま、15秒程度を目安にゆっくり呼吸する。
3)反対の腕も同じように行う。
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