【骨盤まわりの筋バランスに注目】姿勢と体調を整える鍵は内転筋!骨盤まわりととのえストレッチ
腰痛や肩こり、むくみなど体の不調の背景には、骨盤周囲の筋バランスの乱れや姿勢の崩れが関与していることがあります。また「内転筋」と呼ばれる筋肉が硬くなっている可能性も。内転筋は骨盤と密接な関わりがあり、「骨盤調整」において非常に重要な筋肉です。本日は内転筋の柔軟性を上げ、骨盤の歪みを改善し、体の不調を良くしていくためのストレッチをご紹介します。
「骨盤の歪み」が引き起こす、あらゆる体の不調とは?
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ要であり、背骨を支えています。骨盤周囲の筋バランスが崩れたり、姿勢に偏りが生じることで、背骨の配列や全身の姿勢にも影響を与えやすくなります。
・肩コリ・腰痛・頭痛など筋肉の緊張やコリを引き起こしやすい
・足の冷え・むくみ・疲労感を感じる
・自律神経のバランスにも影響を与えることがあり、心身の不調の一因となる場合もある
と言われています。
「骨盤調整」のカギとなる「内転筋」について
内転筋は「恥骨筋(ちこつきん)」「大内転筋(だいないてんきん)」「小内転筋(しょうないてんきん)」「薄筋(はっきん)」「長内転筋(ちょうないてんきん)」「短内転筋(たんないてんきん)」の6つの筋肉で構成された「内転筋群(ないてんきんぐん)」と呼ばれています。主な働きとしては、「股関節内転」といい脚を中心向かって閉じたり、内側に寄せる動きに関与しており、骨盤の安定にも大きく貢献している筋肉です。
内転筋の硬さと骨盤の歪みの関係性
内転筋と骨盤の関係性については、内転筋がどこからどこに付着しているかを見てみると分かりやすいです。内転筋は、骨盤を構成する〈恥骨・座骨付近〉から太ももの骨に向かってくっついています。ということは、内転筋の柔軟性が低下したり筋のバランスが崩れたりすると、骨盤の安定性に影響を及ぼし、姿勢の偏りにつながる可能性があります。また、内転筋は骨盤底筋群と隣接しており、体幹や骨盤周囲の安定性を保つうえで協調して働くことがあります。内転筋が衰えてしまうと骨盤の安定性が保ちづらくなる可能性が高いことから、骨盤調整のためにはまず硬くなった内転筋の柔軟性をアップさせることが非常に大切です。
みるみる不調が改善する!骨盤調整が簡単に叶う〈内転筋ストレッチ〉
1)四つばいからスタートします。
2)四つばいから右足を真横に開き、かかとを床におろしつま先を天井に向けます。脚の付け根からぐるっと股関節を外側にねじるように動かすのがポイント。そうすることで内ももが伸びてきます。
3)腰を丸めると内ももが十分に伸びないため、骨盤をやや前傾させるように意識しながらお尻を後方へ引いていきましょう。この時、横に伸ばしている脚のかかとで床を力強く押すようにしましょう。そうするとより内ももに刺激が入る感覚が掴めます。反対側も同様に行いましょう。
詳しい動きを動画で確認したい方はコチラ
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く









