体が硬い人ほど気持ちいい!〈寝る前1分〉背中・腰・もも裏がほぐれる、枕を使った安眠のための前屈
前屈は「体を柔らかくするためのポーズ」と思われがちですが、実は寝る前の安眠ストレッチとしてもおすすめです。体の硬さが気になる人でもやりやすい、気持ちよく伸びを感じてスッと眠りにつくためのアレンジ方法をご紹介します。
寝つきの悪さの原因
誰でも一度は寝つきの悪さに悩んだことがあるのではないでしょうか?その原因としてよくあるのが、筋肉のこわばりや血流の滞り、そして交感神経が優位になっていること。特にもも裏は日常生活で硬くなりやすく、その張りが腰や背中の疲れにもつながります。こうした体の後面の緊張で心もリラックスできず、スムーズな入眠の妨げになってしまいます。そのため、寝る前のストレッチは、体のこわばりをやさしくほぐした時の気持ち良さで心も落ち着き、心身ともにリラックスに導く効果があります。
眠る前には前屈がおすすめ
眠れない原因にもなる、体の後面の硬さをゆるめるのに特に効果的なのが、前屈の動きです。前屈には、安眠に必要な条件を自然に整えてくれる効果が期待できます。
・呼吸が深まる
上半身をゆったり前にあずけることで呼吸が自然と深まり、副交感神経が優位になって心身が落ち着きます。
・背中と腰のこわばりがゆるむ
背中を丸めて力を抜くことで呼吸が安定し、肩甲骨まわりから腰にかけての張りが和らぎます。
・もも裏が伸び、下半身の血流がスムーズになる
脚を伸ばすことで硬くなりやすい太ももの裏(ハムストリング)がしっかり伸び、血流の滞りがやわらぎます。
体が硬い人にとって前屈は難しく感じるかもしれませんが、今回ご紹介する前屈は枕を使い、膝を曲げたまま行います。硬さを感じる部分をやさしくゆるめるので、ストレッチ効果を感じやすいのが特徴です。寝る前に行うと、体も心も自然と落ち着き、ぐっすり眠るための準備が整います。
体が硬くてもできる、枕を使った安眠のための前屈
<やり方>
1)膝を立てて座り、太ももの上に枕(またはクッション)を置く。
→ 膝を立てると、股関節から上半身を倒しやすくなり、体の後ろ側を無理なく伸ばせる。
2)お腹と太ももで枕を挟むように上半身を倒す。上半身を楽に枕に預けて数回呼吸を繰り返し、背中から腰にかけてのゆるやかな伸びを感じる。
3)枕を挟んだまま、足の位置は変えずにお尻を後ろにずらし、曲げた脚を少しずつ伸ばしていく。もも裏を無理なく伸ばせるところでストップ。
4)背中や腰の広がりと、もも裏がじんわりと伸びるのを感じながらゆっくりと呼吸を続けてキープする。
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