情報過多でキャパオーバー…脳の疲れを改善する【寝る前5呼吸~】「立位前屈」のヴァリエーション3つ
1日の終わりに体が疲れるのと同じように、「脳」にもまた疲労が蓄積します。脳の疲労は、集中力や記憶力、判断力、思考力の低下の原因にもなるため、その日のうちに回復させておきたいですよね。そこで今回は、脳を休ませる「立位前屈」のやり方をご紹介! 夜、寝る前におこなうと、睡眠の質改善にもつながって、脳の疲労回復にダブルで効果を期待できます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
1日の終わりに考えがまとまらなくなるのは「脳が疲れている」サインかも:脳疲労セルフチェック
もう少しで今日の仕事が終わる――という時間帯に差し掛かる頃、考えがまとまらなくなったり、ミスが増えたりすることってありませんか? もしかしたらそれ、「脳が疲れている」サインかもしれません。
脳疲労の主な原因としてあげられるのは、情報量や思考回数の多さです。例えば、私たちの生活に欠かせないパソコンやスマホを介して、たくさんの情報が流れ込んでくると、脳がそれを処理しきれず、キャパオーバーになってしまうこと。また、日常的に多発するタスクの多さや思考・判断を繰り返すことでも、脳のエネルギーが使われます。アメリカでおこなわれた調査によると、人の思考回数の平均は12,000~60,000 回らしく、こうしたことからも脳が休まる時間の短さがうかがえますよね。
脳の疲労サイン:セルフチェック
続いては、脳が疲れている時のサインを見ていきましょう。
- 考えがまとまらない
- ぼんやりする時間が増える
- 記憶力・集中力・判断力の低下
- ミスが増える
- イライラする・怒りっぽくなる
- 寝付きが悪い
- 夜中に何度も目が覚める
脳のゴールデンタイムは起床2~3時間後と言われていて、時間が経つにつれてだんだんと疲れてきます。そんな蓄積した脳の疲れを回復させるには、質の良い睡眠がとても重要! そこで今回は、寝る前におすすめ「立位前屈」をご紹介します。
「立位前屈」のような頭を下に向ける姿勢は、頭部に血流・酸素を行き渡りやすくする、脳を静かに休めるといった効果やストレスの緩和、リラックスにも良いとされていて、睡眠の質を高めるのに役立ってくれます。
寝る前に【5呼吸ずつ】脳を休める「立位前屈」:ヴァリエーション3つ
<やり方>
1)足を揃えて立つ
立位のポイント→足裏3点(親指と人差し指の下、薬指と小指の下、かかと)で床を押し、重心はかかと寄りに預ける。肩をうしろにまわし下げる。頭頂を引き上げたら、尾骨を床に向けて下げ、骨盤を立てる
2)息を吐きながら、前屈。ひざを曲げ、お腹を太ももに預けて手のひらを床につける。首・肩の力を抜き、重力のままに背骨の先に頭がぶら下がっているのを感じながら、呼吸をゆったり繰り返す<回数:5呼吸~>
3)手を床から離して、それぞれのひじをつかむ。体に緊張が残りやすい場合、上体を左右に小さく揺すってもOK<回数:5呼吸~>
4)余裕がある場合:両手を背中側にまわし、腰の上で手の指を組む。息を吸いながら、腕を天井方向に伸ばしてこぶしと頭で上下に引っ張り合って、ガチガチに凝り固まりがちな肩甲骨周辺もほぐす<回数:5呼吸~>
「立位前屈」は頭に血が上るので、ストレッチのあとは勢いよく起き上がらないこと! 背骨をひとつずつ積み重ねるように、ゆっくりと起きてきましょう。
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