体がほてって寝苦しい人、疲れがとれない人に。管理栄養士がおすすめしたい、寝る前に飲むべきドリンク

体がほてって寝苦しい人、疲れがとれない人に。管理栄養士がおすすめしたい、寝る前に飲むべきドリンク
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氷室えり
氷室えり
2025-08-30

猛暑が続く季節。日中の強い日差しや高い湿度、エアコンによる室内外の温度差にさらされると、思っている以上に体はダメージを受けています。夜になっても体が火照って寝苦しく、睡眠の質が下がり、疲れが取れない・・・そんな悩みを抱えていませんか? この慢性的な疲れをケアするために、実は寝る前の1杯の牛乳が、とても効果的なんです。そこで今回は、暑さによる疲労を和らげ、質の良い睡眠へと導いてくれる牛乳の効果とアレンジレシピをご紹介します。

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どうして牛乳なの?

牛乳に含まれる「トリプトファン」は腸で吸収されて、幸せホルモン「セロトニン」の生成に関わり、最終的には睡眠ホルモン「メラトニン」へと変わります。この流れがスムーズに行われることで、自然と眠気が訪れ、質の良い睡眠が期待できます。牛乳に含まれるカルシウム・マグネシウムは、神経の興奮を抑えてくれるため、ストレス緩和にも効果的です。特に寝る前に少し温めたミルクを飲むことで、リラックスしながら体をほっとさせ、深い眠りへと導いてくれます。

疲れた夜にぴったり!ホットミルクのアレンジレシピ

ホットミルク×はちみつ

はちみつと牛乳
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【材料】(1人分)

牛乳  200ml
はちみつ  小さじ1
シナモンパウダー  少々(お好みで)

【作り方】

温めたミルクにはちみつとシナモンを加えて混ぜる。

はちみつを少量加えることで、血糖値がゆるやかに上昇し、トリプトファンが脳に届きやすくなることが知られています。ほかにも自然由来の糖分やビタミン、ミネラル、ポリフェノールが含まれ、疲労回復・免疫力サポートに役立ちます。また、シナモンは体を温めたり、血糖コントロール・抗酸化作用などの効果があります。

 ホットミルク×カモミールティー

カモミールと牛乳
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【材料】(1人分)

牛乳  200ml
カモミール ティーバッグ1袋または乾燥ハーブ小さじ1
はちみつ 小さじ1(お好みで)

【作り方】

温めたミルクにティーバッグを入れて5分蒸らし、はちみつを加える。

カモミールは「眠りのハーブ」として古くから親しまれ、体を温め心拍数を下げてリラックスを促します。不眠や暑さによるイライラに効果的で、胃腸を整えるため夏バテの人にもおすすめです。

ホットミルク×バナナ

バナナと牛乳
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【材料】(1人分)

牛乳 200ml
熟したバナナ 1本
はちみつ  小さじ1 (お好みで)
シナモンパウダー  少々(お好みで)

【作り方】

バナナを潰してミルクと混ぜ、鍋で温める(ミキサーを使うと滑らかに)。

バナナはトリプトファン、マグネシウム、カリウムなどの栄養素が豊富で、疲労回復にも快眠にも効果的な果物です。特にマグネシウムは神経の興奮を抑える作用があり、寝る前に摂ることで心身ともにリラックスしやすくなります。 また、食満繊維も豊富なため、腸内環境を整えながら満腹感も得られます。

飲むときのポイント

・寝る30分〜1時間前に、静かな環境で飲む

・スマホや明るい照明を避けて、リラックスした状態をつくる

・飲みすぎは逆効果なので、1杯でOK

・牛乳の温めは電子レンジでもOK(500Wで1分ほど)。

まとめ

暑さによる疲れや寝苦しさには、寝る前のホットミルクがおすすめです。トリプトファンやカルシウムが神経を落ち着かせ、自然な眠りをサポートします。はちみつやカモミール、バナナを加えたアレンジで、さらにリラックス効果が高まるためおすすめです。

【参考文献】

牛乳摂取タイミングの自律神経活動と ストレス軽減に対する影響

植物カモミールの摂食が 心身に及ぼす効果 

・日本食品成分表

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