【オクラの豆知識】生で食べられる?大きいものと小さいものどちらを選ぶのが正解?管理栄養士が回答

オクラのイメージ
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オクラは、独特のねばりと食感が特徴で、色々な食材とも相性がよく、トッピングなどにも重宝する夏野菜。そんなオクラは生で食べられるのでしょうか。また、売場に並んでいる大小あるオクラはどちらを選べばよいのか知っていますか?

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オクラは生で食べられる?

オクラは毒性のある成分を含んでいないため、生で食べても問題はないといわれています。しかし、新鮮なものでも独特の産毛が舌ざわりを悪くしたり、しゃきしゃきとして繊維質な食感が気になる場合もあるため、さっと火を通していただくことが多いでしょう。オクラを生で食べたいときには、

・新鮮で小ぶりなオクラを選ぶ
・下処理の時に板ずりをして産毛を取り除く
・薄い小口切りにする
・1~2本程度までにする

とよいでしょう。

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生のオクラは加熱したものに比べてビタミンCを多く摂ることができますが、胃腸の消化に負担がかかりやすいため、子どもや高齢者の方は軽く火を通すことをおすすめします。また、種の部分に苦味や渋みを感じる場合には生で食べるのを控えてさっと電子レンジで加熱するようにしましょう。

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大きいオクラと小さいオクラ どちらを選ぶのがいい?

オクラは実の成長が早いため、収穫の時期が1日2日違うだけで大きさに違いが出るといわれています。大きくなればなるほど筋っぽく硬くなり、種も大きくなるため、食感も悪くなりやすい傾向があります。また、えぐみや青臭さが出てくることも。一般的な五角形のオクラは、長さ7~10㎝程度のものがやわらかくておいしいとされていますが、丸オクラや島オクラなどの品種は、やや大きめでもやわらかいといった特徴があります。生または軽く加熱して食べるときや、やわらかく食べたい場合、子どもや高齢者の方の食事に使用する際には小ぶりのものを選ぶようにしましょう。逆に、しっかりと加熱調理をする場合には多少大きめでもおいしくいただけるでしょう。

生か加熱か、また、小さめを選ぶか大きめを選ぶかなど、食べ方の用途にも合わせてオクラを楽しみたいですね!

【参照】
・「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
・「やさい(幻冬舎)」
・野菜の栄養素まるごと便利帳 X-Knowledge

【ライター/大槻万須美】
管理栄養士・フードスタイリスト・腸内ケアフードアドバイザー。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、離乳食講座などの料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。
Instagram:@tsukiko_shoku_mind
blog:管理栄養士 大槻万須美♪楽しく食べて健康に♪

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