背中スッキリ！姿勢改善にもつながるゆらゆらストレッチ

どこに効くの？

このストレッチで大きくアプローチできるのは、肩甲骨まわりから背骨沿いにある広背筋や脊柱起立筋、胸椎まわりの筋肉です。
これらは姿勢を支え、肩や腕の動きを滑らかにするために欠かせません。しかし、デスクワークやスマホ操作で前かがみの姿勢が続くと硬くなりやすく、猫背・背中のこり・腰痛といった不調を引き起こします。背中がこわばると胸が閉じて呼吸が浅くなり、疲労や緊張が抜けにくくなるのも特徴です。このストレッチは背中を丸めて左右にゆらすことで筋肉をやさしくほぐし、血流を促して背中全体を軽くしてくれます。

このストレッチのメリット

このストレッチは、背中の緊張をゆるめることで体にも心にも多くの良い変化をもたらします。

まず、背中のこりが解消されると肩甲骨の動きがスムーズになり、自然と胸が開いて猫背改善につながります。胸が開くと呼吸が深まり、酸素をしっかり取り込めるようになるため、日中の集中力やエネルギーも高まりやすくなります。
さらに、背骨まわりの柔軟性が高まることで腰への負担が減って、腰まわりがすっきりするのも大きなポイント。腰に余計な緊張がかからなくなることで、長時間座った後の重だるさや、立ち上がるときのぎこちなさも和らぎます。また、ゆらゆらとリズミカルに動くことで血流やリンパの流れが促され、全身の巡りが改善。疲労物質が溜まりにくくなるため、体が軽くなる感覚を得やすいでしょう。
加えて、背中が緩むと副交感神経が優位になり、気持ちが落ち着いてリラックスモードに入りやすくなります。夜に行えば安眠のサポートにもなり、一日の疲れを心地よくリセットできます。

どんなときにおすすめ？

・デスクワークやスマホで背中や腰が固まっているとき
・肩こりや背中の重だるさを感じたとき
・腰痛が気になってすっきりさせたいとき
・寝る前に心身をゆるめてリラックスしたいとき

やり方

1)正座、もしくは椅子に座り、安定した姿勢が取れる体勢をつくります。
胸の前で両手の指を絡めて、息を吐きながら手の甲を前に押し出し、両腕で大きなボールを抱えるような形をつくります。骨盤も大きく後ろへ倒して、背骨全体を丸めて行きましょう。

2)背中全体を丸めた状態で、両腕を左右にゆらゆら揺らします。組んでる指同士を軽く引っ張り合いながら揺らすと、さらに背中側背面に響きます。

3)30秒～1分ほど続けた後、最後は手のひらを返して思い切り気持ちよく伸びをしましょう！

動画で動きを確認したい方はこちら