上にまっすぐ伸ばすだけ!【疲労や老廃物をリリース】緊張で硬くなりがちな背中がほぐれるエクサ
春が訪れているのを感じる一方で、季節の変わり目に身体の変化やだるさを感じてはいないでしょうか。四季がある日本だからこそ、季節の変わり目は、目に映る景色も変わり、気温や湿度も変わり、その中で生きている私達の身体も変わっていきます。春は身体を開きやすい季節ではありますが、寒さや新しい環境からストレスも感じやすく、背中にも凝りを感じやすくなります。身体に意識を向けてあげながら、心地よく伸びる背中ほぐしヨガをお伝えしていきます。
背中が凝っているのはこんな方
・筋肉疲労が溜まっている方
姿勢が悪く、猫背や反り腰の状態は、身体に重たい頭を支える時間が長くなり、身体の前側と後ろ側のバランスが崩れた状態といえます。
本来であれば、均等に筋肉を使い背骨を支えているのが理想的ではありますが、なかなかそうはきません。身体へ負担をかけ続けることで、背中の筋肉は緊張状態を保つことになるのです。
筋肉が緊張する、つまり動かずに硬くなっている状態では、血流が悪くなってしまう為、老廃物や血液の流れが悪くなり『凝っているな…』という不快を感じやすくなります。
・ストレスを抱えている方
日中の活動モードになっている時は、自律神経のうちのひとつである『交感神経』が強く働き、私達をサポートしてくれています。交感神経のお陰で日中活動がしやすくなるのですが、血管は収縮する傾向にあります。
1日のうちにリラックスして『副交感神経』へのバトンタッチが上手くいっている場合は、血管も拡張し、睡眠の質も上がる為、疲労物質も解消しやすくなります。しかし、心の緊張やストレス状態が続いている場合は、『交感神経』が優位になった状態が続いてしまう為、身体のコリを作り出す原因となってしまいます。
身体に意識を向けることで起きること
ヨガのように、呼吸に合わせて自分のペースで身体を動かすことは、筋肉の緊張をほぐしながら血流を促すことが出来ます。また、同時に呼吸を深めていくことは、自律神経のバランスを整えてくれるのです。外側に意識が向きがちな頭の中ですが、身体に意識を向けることで、考え事の対象が自分の内側へとなっていき、頭を切り替えるきっかけになります。
立ちながら出来る切り替え背中ほぐしヨガ
1、骨盤幅に脚を開きます。両手で骨盤を支えて、骨盤を立てていきましょう。
2、息を吸って、吐きながらどっしりと足裏を感じながら安定させます。
3、そのままの骨盤を保ちながら、息を吸って両手を上げていけるところまで背中を長くし伸びていきましょう。伸びきったら吐きながら緩めていいきます。
4、まだ余裕があったら、息を吸って上に伸びながら、吐いておへそを長くするような意識で身体をゆっくりと反らしていきましょう。
※柔軟性のみで身体を反らすと、腰を痛める可能性がありますので、腰のスペースを保ちながら、無理なく行ってくださいね。
詳しい説明は、こちらの動画からご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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