老けて見えるのは巻き肩のせい?縮こまった胸を寝たままリセット!巻き肩改善簡単エクササイズ

老けて見えるのは巻き肩のせい?縮こまった胸を寝たままリセット!巻き肩改善簡単エクササイズ
Reiko Sudo
須藤玲子
須藤玲子
2025-09-17

写真に写った姿が、「なんだか猫背に見える」「首や肩が丸まって老けた印象…」そんな経験はありませんか?スマホやパソコンに向かう時間が増えた今、多くの人が抱える悩みのひとつが巻き肩。実は、見た目だけでなく、呼吸や代謝、体の不調にもつながるサインです。そこで今回は、縮こまった胸をやさしく開き、肩を本来の位置に戻す、簡単なエクササイズをご紹介します。

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巻き肩はなぜ起こる?

巻き肩の主な原因は、胸の前の大胸筋と、その奥にある 小胸筋にあります。

大胸筋・小胸筋
イラストAC

長時間のスマホ操作やデスクワークでこれらの筋肉が縮こまると、肩を前に引っ張り、背中の筋肉が働かなくなってしまいます。その結果、肩甲骨の動きが制限され、胸や背中はガチガチに…。そのまま放置すると、肩が内側に入り込んだ巻き肩の姿勢が定着してしまうのです。

巻き肩がもたらすデメリットとは?

巻き肩は単なる見た目や姿勢の乱れだけでなく、美容や健康面にさまざまな影響を及ぼします。

美容面

・首が詰まって短く見える

・背中が丸まり老けた印象になる

・デコルテの張りがなくなり、バストラインが下がりやすくなる

健康面

・胸が閉じて呼吸が浅くなる

・肩こり・首こり・背中の張りなど、不調につながる

・酸素が不足して代謝が落ち、疲れやすく太りやすくなる

つまり、巻き肩は、姿勢の乱れや見た目年齢を上げるだけでなく、体の不調を引き起こす原因にもなることも…。だからこそ、胸を開き、肩を正しい位置に戻すケアが必要なのです!

胸を開いて巻き肩改善!寝たままできる簡単エクササイズ

縮んで硬くなった胸の筋肉を緩めて、肩甲骨を正しい位置に導くエクササイズです。ベッドでもできるので、朝起きたときや寝る前の習慣にぴったりですよ。

〈やり方〉

両膝を立て、両手を体側に下して仰向けで寝た体勢
Photo by Reiko Sudo

1)両膝を立てて仰向けになり、背中を床にあずけてリラックス

両膝を立てた仰向けから両手を天井に引き上げ、頭上に伸ばした体勢
Photo by Reiko Sudo

2)息を吸いながら、両手を天井に伸ばし、そのまま頭上へ引き上げる

両膝を曲げ、両手を頭上に伸ばした仰向けから胸を開きながら腕を体側に戻すエクササイズ
Photo by Reiko Sudo

3)息を吐きながら、肘を曲げて腕を床に下ろし、胸と肩を開きながら体側まで戻す

4)呼吸に合わせて、ゆっくり10回ほど繰り返す

巻き肩は、日常のちょっとした習慣で起こりやすい不調ですが、簡単なケアで改善が期待できます。今回のエクササイズは、リラックス効果があり、呼吸が自然に深くなるのも魅力。腰を反らさず背骨を伸ばし、余分な力を抜くこと。心地よく肩や胸を広げ、深い呼吸と共にゆっくり腕を動かしましょう。

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大胸筋・小胸筋
両膝を立て、両手を体側に下して仰向けで寝た体勢
両膝を立てた仰向けから両手を天井に引き上げ、頭上に伸ばした体勢
両膝を曲げ、両手を頭上に伸ばした仰向けから胸を開きながら腕を体側に戻すエクササイズ