スマホ時代の弊害【猫背・肩こり】原因は硬くなった「胸筋」?!上半身がみるみる軽くなる胸筋ほぐし

スマホ時代の弊害【猫背・肩こり】原因は硬くなった「胸筋」?!上半身がみるみる軽くなる胸筋ほぐし
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上村ゆい
上村ゆい
2025-10-25

「肩が前に丸まっている」「肩こりがひどい」「呼吸が浅い気がする」そんな自覚はありませんか? もしかしたら、それらの不調は、胸の筋肉の硬さが原因かもしれません。胸筋はが硬くなると、肩こりだけでなく、猫背や見た目の印象にも影響します。こちらの記事では、硬くなった胸筋をほぐすストレッチをご紹介します。

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胸筋が硬くなる理由と起こる体の不調

スマホを使う時間が増えている現代人。スマホを操作するときに、無意識のうちに前かがみになっていることが多いのではないでしょうか。背中が丸まり肩が内側に入っている時間が長いと、胸筋が硬くなってしまいます。胸筋が硬くなると、肩や肩甲骨の動きが制限され、巻き肩や猫背といった姿勢の悪さにつながります。

胸筋が硬くなることで起こる不調は、他にも、肩こりや首の痛み、呼吸が浅くなる、血流が悪くなるなどさまざま。意識してほぐすことが大切です。

胸筋の働き

胸筋は、大きく「大胸筋」「小胸筋」「前鋸筋」の3つに分けられます。

胸筋
イラストAC

・大胸筋…胸の表面を覆う大きな筋肉で、肩関節の動きに作用します。主に、腕を前や内側に動かすときに使われます。大胸筋が硬くなると、肩が前に引っ張られやすくなります。

・小胸筋…大胸筋の奥にある小さな筋肉で、肩甲骨の外転や下方回旋、下制などを行う際に働く筋肉です。小胸筋が硬くなると、肩甲骨が前方に引っ張られ「猫背」になりやすいです。また、肩甲骨と肩関節の動きは連動しているので、小胸筋が硬くなることで、肩が前に引っ張られ「巻き肩」の原因になります。

・前鋸筋…肋骨から肩甲骨にかけてついている筋肉で、肩甲骨の動きに関わっています。前鋸筋が硬くなると、肩甲骨の動きがスムーズにいかなくなり、姿勢の悪さや肩こりなどの原因につながります。

硬くなった胸筋をほぐすストレッチ

胸筋をほぐして、上半身をすっきり軽くするストレッチを2つご紹介します。

胸筋ほぐしストレッチ

あぐらをかいて座ります。両手をグーにして、ひじとこぶしの外側を目の前でくっつけます。

胸筋ストレッチ
Photo by YUI

②息を吸いながら、両ひじを開いていきます。肩を軽く後ろに引き、胸の筋肉を伸ばします。

胸筋ストレッチ
Photo by YUI

③息を吐きながら、①の姿勢に戻ります。呼吸に合わせながら、交互に5回ほど繰り返しましょう。

タオルを使った胸筋ほぐしストレッチ

①背中の後ろで、両手にフェイスタオルを握ります。タオルの握り幅が狭くなるほど、胸筋がより伸びます。きつい人は、握り幅を広めにしてください。

②ひじを伸ばし、腕を斜め下方向にグーっと伸ばします。胸の筋肉が伸びている感じがすればオッケーです。呼吸をしながら、30秒ほどキープしましょう。

胸筋ストレッチ
Photo by YUI

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胸筋ストレッチ
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