【夏のイライラ・寝つきの悪さ・焦燥感】共通点は「自律神経の乱れ」!?リラックスのための夏エクサ
「なんとなくイライラする」「寝つきが悪い」「常に体が緊張している感じがする」。夏になるとこのような不調を感じやすくなる人。その理由は、自律神経の乱れかもしれません。自律神経を整えて、夏を穏やかに乗り切っていきましょう。
夏に自律神経が乱れやすい理由
私たちの体は、日中の活動をアクティブにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」のバランスによって支えられています。この自律神経のバランスが乱れると、さまざまな不調が表れてしまいます。
夏は交感神経が優位になりがち
夏は特に、交感神経が優位(=緊張状態)になりやすいと言われています。理由は、以下の通りです。
・強い日差しや暑さによりストレスを感じやすい
・冷房の効いた室内と屋外の温度差による自律神経が乱れやすい
・寝苦しさにより、睡眠の質が低下しやすい
これらの要因が重なることで、無意識のうちに体が戦闘モードになり、交感神経が優位になるのです。そうやって体と脳の緊張状態が続くと、呼吸も浅く速くなりがちに。ゆったりとした呼吸の際に、副交感神経が優位になるので、呼吸が浅くなると心身ともに落ち着かない状態が続いてしまいます。
自律神経を整えるには呼吸を意識したストレッチを
ゆったりとした呼吸とともにストレッチを行うと、体と脳の緊張状態を同時にほぐすことができます。ストレッチは、寝る前に布団の上でゆったり行えるものや、寝ながら行えるものを選ぶと、体の力が抜きやすくなりおすすめ。強度も、筋肉を無理に伸ばすのではなく、呼吸がしやすい程度の心地よさで伸ばすことで、少しずつ心と体をゆるめることができます。
自律神経整えるストレッチ
呼吸に合わせて行うストレッチをご紹介します。股関節まわりの筋肉をほぐし、太ももの裏の筋肉を伸ばすストレッチなので、脚のむくみをスッキリさせたい人にもおすすめです。
①仰向けに寝ます。右脚は伸ばしたまま、左ひざを曲げて両手で抱えます。
②一度息を吸い、吐きながら左ひざを内側に倒します。お尻から太ももの外側の筋肉が伸びているのを感じましょう。
③息を吐きながら、左ひざを外側に倒します。太ももの内側の筋肉が伸びているのを感じましょう。
④呼吸に合わせながら、ひざを交互に5回ほど倒していきましょう。
⑤左の太ももを天井方向に高く上げて、両手で左太ももの裏をつかみ、胸の方に引き寄せます。ひざは曲がったままでも大丈夫なので、左のお尻から太ももの裏の筋肉を心地よく伸ばしましょう。
⑥ゆったりとした呼吸を続けながら、30秒ほどキープします。反対側も同じように行います。
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