だるい、やる気が出ない、食欲がない…長引くなんとなく不調に!「首のうしろを伸ばす」だけストレッチ
「夏バテ」という言葉はよく聞きますが、「秋バテ」という言葉を聞いたことがありますか? きちんと寝ても体の疲れがとれない、食欲がない、やる気が出ないなどの自覚がある人は、もしかしたら「秋バテ」かもしれません。リフレッシュ効果の高いふたつの首ストレッチをご紹介します。
激しい気温差で自律神経が乱れる
年々夏の暑さが増して、一日中クーラーのきいた部屋で過ごすことが増えてきました。クーラーのきいた室内から暑い屋外に出ると、体はその気温差にストレスを感じます。気温差が大きくなればなるほど、体はストレスと感じて、「自律神経」が乱れやすくなります。
体の機能を司る「自律神経」
自律神経は、自動的に機能する神経で、呼吸や循環、排泄など生命の維持に必要な機能の調整をしています。大事なのは、互いに相反する役割を担っている交感神経と副交感神経のバランスを保つこと。秋は、夏の疲れが残っているうえに、朝晩と日中の気温差が大きいため、このバランスが崩れやすく、その結果体の不調が起こりやすくなるのです。
自律神経は全身に通っている
自律神経は、全身のあらゆるところに分布しています。交感神経の中枢は脊髄、副交感神経は、脳幹・仙髄からのび、顔面や胸部、腹部にある内臓へと巡っています。脊椎まわりの筋肉が硬くなると、自律神経は乱れやすくなってしまうので、硬くなった筋肉をほぐしておく必要があります。
なんとなく不調を整える首伸ばしストレッチ2選
脊椎まわりの筋肉をほぐし、自律神経を整えるストレッチをふたつご紹介します。
首、背中の筋肉をゆるめるストレッチ
①あぐらをかいて座り、後頭部で両手の指を組みます。
②一度息を吸い、吐きながら両ひじを引き寄せ、首と背中を曲げておへそをのぞき込みます。首の後ろから、背中の筋肉が伸びるのを感じましょう。
③息を吸いながら、両ひじを開き、胸を張って天井を見ます。首の後ろから背中の筋肉が、ギュッと縮まっているのを感じましょう。
④この動きを、呼吸に合わせながら5回ほど行います。
うさぎのポーズ
①四つ這いになり、両ひじを床について、両手の指を後頭部で組みます。
②両手のひらで後頭部を支えたまま頭頂部を床につけます。心地よく首の後ろを伸ばしましょう。
③可能であれば両手を頭から離し、結んだ両手を天井方向へぐーっと高く上げていきます。首に不安がある場合は、②のままキープしましょう。
④呼吸をしながら、30秒ほどキープをします。
動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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