〈老け見え対策〉垂れたかも…と感じたら今すぐやって!重力に負けない体を作るうつ伏せヨガポーズ2つ

〈老け見え対策〉垂れたかも…と感じたら今すぐやって!重力に負けない体を作るうつ伏せヨガポーズ2つ
Adobe Stock
須藤玲子
須藤玲子
2025-06-18

40代・50代になると、筋力の低下とともに、背中・お尻・太ももなど、体の後ろ側にある筋肉が使われにくくなってきます。「背中が丸くなった気がする」「お尻が垂れて、服のシルエットが気になる…」と感じたら、それは抗重力筋の衰えが始まっているサインかもしれません。今回は、そんなあなたにこそ取り入れてほしい、老け見えを防ぎ、重力に負けない体をつくる2つのヨガポーズをご紹介します。

広告

抗重力筋とは?

抗重力筋は、重力に逆らって姿勢を保つために働く、背中、腹部、お尻、太腿、脛、ふくらはぎなどの筋肉のこと。

抗重力筋
イラストAC

特に次のような大きな筋肉は、見た目年齢や体型の崩れに大きく関わっています。

・背中(脊柱起立筋)

・お尻(大臀筋)

・腿裏(ハムストリングス)

これら背面の筋肉が衰えると姿勢が崩れる原因になります。その結果、背中やお尻がたるみ、老け見えにつながるのです。

背面の筋肉を効率よく鍛えるには?

日常生活の中で意識が向きにくく、使われにくい背面の筋肉。効率よく鍛えるには、重力に逆らう、うつ伏せの姿勢で行うヨガポーズがおすすめです。背中・お尻・腿裏などの抗重力筋を同時に刺激して、眠っていた筋肉を目覚めさせましょう!

抗重力筋にアプローチ!重力に負けない体をつくる2つのうつ伏せヨガポーズ

今回ご紹介するのは、抗重力筋を鍛える「べイビーコブラのポーズ」「バッタのポーズ」です。うつ伏せで行うシンプルな動きですが、背面全体を刺激しながら、背中やお尻のたるみをスッキリ整えることができますよ。

〈やり方〉

1)足を腰幅にしてうつ伏せになる。脇を締めて肘を曲げ、手のひらは胸の横につき、おでこを床に下す。

足を腰幅にして両手を胸の横についたうつ伏せの姿勢
Photo by Reiko Sudo

2)息を吸い、恥骨や下腹部を床に下したまま背中の力で上体を軽く引き上げる。肘を後ろに引き、肩と肩甲骨を下し10~20秒キープする。(ベイビーコブラのポーズ)

うつ伏せから背中の力で上体を上げたベビーコブラのポーズ
Photo by Reiko Sudo

3)ベイビーコブラの姿勢から体側に沿わせながら手のひらを内側に向けて腕を後ろに伸ばす。同時に内腿を軽く寄せながら脚を床から浮かせ、10~20秒キープする。(バッタのポーズ)

うつ伏せから、両手を後ろへ伸ばし、上体と脚を床から浮かせたバッタのポーズ
Photo by Reiko Sudo

4)息を吐きながら、ゆっくりうつ伏せに戻る。

まずはベイビーコブラで体を目覚めさせ、バッタのポーズで背面全体をしっかり使うことがポイント。深い呼吸と共にリラックスして行うことが大切です。肩甲骨を軽く寄せ、背面に意識を向けながらチャレンジしましょう!日々の習慣に取り入れることで、無理なく抗重力筋が育ち、姿勢とボディラインを綺麗に整えることができますよ。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

抗重力筋
足を腰幅にして両手を胸の横についたうつ伏せの姿勢
うつ伏せから背中の力で上体を上げたベビーコブラのポーズ
うつ伏せから、両手を後ろへ伸ばし、上体と脚を床から浮かせたバッタのポーズ