そのぽっこりお腹、骨盤に原因があるかも!?骨盤のアンバランスを改善する「骨盤リセット術」


「そんなに食べていないのに、お腹がぽっこり出ている気がする……」もしかしたら骨盤の歪みが原因で、お腹がぽっこりしてしまっているのかもしれません。こちらの記事では、骨盤の歪みとぽっこりお腹の関係性の説明と骨盤の歪みを改善するヨガポーズのご紹介を行っていきます。
骨盤のアンバランスが原因のぽっこりお腹
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ土台のような役割をしていますが、実は、お腹がぽっこりの原因の一つとして骨盤の歪みが挙げられます。
例えば、骨盤が後ろに傾いてしまうと、内臓の位置が下がり、下腹がぽこっと出てしまうことがあります。また、骨盤の歪みによって筋肉量のバランスがくずれたり骨の位置がズレてしまったりすることで、腹筋がうまく使われず、お腹まわりの筋力が低下しやすくなります。
ぽっこりお腹を「脂肪のせい」と思い込んでいる人も多いですが、骨格のゆがみが原因になっているケースは少なくありません。

骨盤の位置のセルフチェック
自分の骨盤が正しい位置にあるかをチェックしてみましょう。
・腰骨の高さが左右で違う
・片脚重心の立ち方がクセになっている
・仰向けになると腰と床のすき間が大きい
・仰向けになると腰と床のすき間がない
一つでも当てはまる場合、骨盤が傾いている可能性大です。日々の小さな身体クセや姿勢が、ぽっこりお腹を育ててしまっているかもしれません。
ぽっこりお腹を改善するための「骨盤リセット術」
ぽっこり改善するために腹筋を鍛えようと頑張っても、骨盤の歪みがある状態では効果が出にくいことがあります。だからこそ、まず骨盤をニュートラルな位置に整えることが大切です。骨盤を整えるために意識したいポイントは、以下の通りです。
・呼吸を深くする…腹式呼吸を意識することで、お腹のインナーマッスル「腹横筋(ふくおうきん)」鍛えることができます。腹横筋は、骨盤の安定性に欠かせない筋肉の一つです。
・骨盤まわりの筋肉を整える…太もも・お尻・インナーマッスルである「腸腰筋(ちょうようきん)」や「骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)」などの筋肉は、骨盤と密接に関わっています。硬くなった筋肉をほぐし、弱った筋肉を鍛えて骨盤の位置を安定させましょう。
・普段の姿勢を見直す…脚を組む、片脚に重心をかける、腰を反らせて立つ、背中を丸くして座るなどのクセを減らすことで、骨盤の歪みを改善することができます。
骨盤リセットにおすすめヨガポーズ3選
骨盤まわりの筋肉を整えるヨガのポーズをご紹介します。呼吸に合わせて行うことで、インナーマッスルである「腹横筋」も鍛えることができます。
キャットアンドカウ
①四つ這いのポーズになります。肩関節の下に手首、股関節の下にひざがくるようにしてください。
②息を吐きながら、両手で床を押しつつ背中を丸めます。骨盤を後ろに傾け、目線をおへそに向けることで、腹筋を鍛えることができます。

③息を吸いながら、骨盤を少し前に傾け、目線を真正面から斜め上方向に向けます。お腹の筋肉を程よく伸ばすイメージで行ってください。

④呼吸に合わせながら、交互に5回ほど繰り返してください。硬くなった骨盤まわりの筋肉とお腹の筋肉をほぐすことができます。
三日月のポーズのアレンジとハーフスプリット
①左ひざを立てます。ひざの下にかかとがくるようにしてください。左脚の両脇に手を置き、右脚を後ろに伸ばします。右脚の付け根から前ももの筋肉を伸ばしましょう。きつい方は、このままの姿勢でオッケーです。

②次の段階にうつれそうであれば、両手を左太ももの上に置き、上体を起こします。腰が反らないように気をつけてください。このままの姿勢で、呼吸を続けながら30秒ほどキープをします。
③両手を床におろし、お尻を後ろに引きます。右の股関節の下にひざがくるようにしてください。左ひざを伸ばし、つま先を上に向けます。上体を前に倒し、左の太ももの裏の筋肉を伸ばしましょう。呼吸をしながら30秒ほどキープをします。

④反対側も同じように行います。
動画で確認をしたい方はこちら
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