「なかなか痩せない、ポッコリお腹がフラットにならない…」は骨盤が原因かも?股関節・骨盤調整エクサ
なかなか痩せない、ポッコリお腹がフラットにならない、垂れ尻が気になる…こんな悩みがある人は、あらためて骨盤に注目してみましょう。そもそも「骨盤がゆがむ」とはどういうことなのか。不調の原因や解消法についてのお話です。
骨盤がゆがむとはどういうこと?
骨盤がゆがむという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、硬い骨盤そのものがゆがむわけではありません。正しくは、骨盤の周りにある関節(仙腸関節と股関節)の可動域が狭くなったり、関節の動きが一方向に偏ってしまうことで周辺の筋肉の動きに偏りが出て、骨盤がゆがんで見えるということです。骨盤がゆがんでいる=周辺の関節や筋肉が偏ってしまっている、と認識するとよいでしょう。
骨盤がゆがむ原因
姿勢不良
脚を組む、横座りをする、かばんを片側の腕や肩で持つことが多いなどの癖はありませんか? これらを続けていくと、骨盤がねじれ、姿勢の左右バランスが悪くなります。またかかとの高い靴をよく履く人は、骨盤全体が前方へ傾きやすくなります。生活習慣や座る、立つ時の癖などを見直してみましょう。
腹筋の低下
運動不足や加齢によりお腹周りのインナーマッスルが弱ると、骨盤全体が後ろに傾きやすくなります。骨盤が後ろに傾くと背骨が丸まり、いわゆる猫背姿勢になります。他にも、ポッコリお腹、おしりが垂れる、筋力低下による脚のむくみなどスタイルが崩れる原因にも。
また骨盤周辺、特にお尻とお腹の筋肉、関節をうまく動かすことができていないことも、骨盤がゆがむ原因のひとつです。
骨盤のゆがみチェックをしてみよう
足裏どうしを合わせて床に座り、背筋を伸ばします。左右のひざの高さがそろっていて、ひざの高さを床に対して45度以下まで下げることができるのが理想です。
ひざが床に近づかず床に対して45度以上の高さがある場合は、股関節が硬いので、骨盤のゆがみにつながりやすくなります。ひざの高さに左右差がある場合も、左右のバランスを調整る必要があります。
股関節をほぐして筋肉をつけよう!
骨盤のゆがみを正すには、骨盤を支えている股関節をほぐしてお尻とお腹に筋肉をつけることが大切です。
骨盤と脚をつないでいる股関節は、可動域が大きいため、周りにいろいろな筋肉が複雑についています。股関節がほぐれると、普段使っていないお尻やお腹の筋肉も動くようになり、土台となるお尻の筋肉がつきやすくなります。すると、骨盤がその人にあった位置で自然に安定し、良い姿勢も保ちやすくなります。
骨盤のゆがみリセットエクササイズ
骨盤を支えている股関節をほぐすエクササイズをご紹介します。
1.足裏を合わせて床に座り、膝を上下に揺らす。深い呼吸と共に振り幅を大きくしていく。1分〜3分行って。
2.片側のお尻に体重を乗せ、左右にゆったり揺れる。1分〜3分行って。
3.骨盤を軸にして上半身をゆったり回す。左右5回ずつを目安に。
4.元の姿勢に戻り、息を吐きながら上半身を前に倒す。ひじまたは手のひらで膝を上から押し、深い呼吸で1分間キープする。
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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