夜にしておけば翌朝軽い! 〈イスに座ったままたった1分〉脚のむくみ&不調改善「サギのポーズ」
デスクワークや長時間の移動で、気づけば夕方になると脚がパンパン。脚の重だるさや疲れがなかなか取れない。そんな悩みはありませんか?
なぜ脚はむくむの?
脚のむくみは、長時間同じ姿勢でいることで血液やリンパの流れが滞り、体の水分バランスが崩れて、皮下組織に余分な水分がたまることで起こります。下半身に溜まった水分が重力で下に集まりやすくなります。
主な原因には次のようなものがあります。
長時間の同じ姿勢
立ちっぱなしや座りっぱなしが続くと筋肉のポンプ作用が弱まり、血流が滞ります。
運動不足
運動量が少ないと、静脈やリンパの流れがうまく働かず、余分な水分がたまりやすくなります。
塩分の摂りすぎ
塩分(ナトリウム)を摂り過ぎると体が水分をため込もうとするため、むくみやすくなります。
ホルモンバランスの変化
女性は女性ホルモンの影響により、月経周期や更年期など水分をため込みやすくなる時期があります。
冷え
体が冷えると血管が収縮して血行が悪くなり、その結果、血液やリンパの流れが滞り、むくみを引き起こしやすくなります。
むくみが解消されることで得られるメリット
むくみが解消されると、下記のような日常に起こりやすい様々な不調が改善されます。
疲労回復
血行がよくなることで酸素や栄養素が筋肉に届きやすくなり、筋肉のこわばりがほぐれて疲労感が和らぐことがあります。
冷え性改善
むくみと冷えはセットになっていることが多く、血流が良くなることで巡りがアップし、足先などの冷えを改善します。
脚のラインがスッキリ
むくみが取れると脚の輪郭がキュッと引き締まり、美脚効果も。靴下の跡も残りにくくなります。
睡眠の質アップ
むくみなどの体の不快感を軽減することで、リラックスしやすくなり、睡眠の質の向上につながる場合もあります。
イスに座って脚を上げるだけの解消法
「脚のむくみを流したいけど、わざわざヨガマットを敷いたり、寝転がるのはちょっと面倒…」そんなときにこそおすすめなのが、イスに座ったままできる簡単ストレッチです。
今回お伝えするのはイスに座ったままできる「サギのポーズ」です。フェイスタオルを使いイスに座ることで、効果的に安全に行います。
このポーズは太ももからふくらはぎ、足先までじんわり伸び、脚を上げることで重力の影響を減らし、滞っていた血液やリンパ液が心臓へ戻りやすくなります。座りっぱなしが続いた夜に、1日のリセットケアとしてぜひ取り入れてみてください。
イスで行うサギのポーズ
1)フェイスタオルを持ちイスに浅く座る。
2)左の土踏まずにタオルを引っ掛ける。
3)息を吸って背中を伸ばし、吐きながら左膝を伸ばす。
4)背中は真っ直ぐのまま上半身を少し後ろに倒し、できるだけ左脚を上に上げる。
5)自然な呼吸で30秒ほどキープし、反対も行う。
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