「ソワソワして気持ちが落ち着かない…」時に試してみて！自律神経を整えるストレッチ

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」で構成

自律神経とは、心臓や血管の動き・呼吸・消化の働き・体温調節など、わたし達人間が生きていくうえで欠かせない機能をコントロールしている神経のことを言います。これらの働きが止まると生命活動を続けることが難しくなるので、24時間、365日やすみなく働いてくれています。

無意識に動いている「自律」神経なので、自分の意思でコントロールをすることが難しいです。自律神経は、活動するときに働く「交感神経」とリラックスをするときに働く「副交感神経」に分かれます。交感神経が優位なときは、心拍数が早くなったり、血管が収縮したりします。特に、緊張したりストレスを感じたりすることで、交感神経は優位になりがちです。反対に、副交感神経が優位なときは、心拍数がゆっくりになり、血管が拡張しやすくなります。睡眠時に副交感神経が優位になることで、身体を回復させることができます。

交感神経が優位になり続けることで起こること

交感神経と副交感神経は、24時間という周期でバランスを保っています。しかし、過度のストレスがかかったり、不規則な生活をすることで、バランスが崩れてしまいます。特に、交感神経が優位になり続けると、血管が収縮して血液の流れが滞ってしまうので、頭痛や肩こり、手足の冷えなどが起こりがちです。
他にも、倦怠感や不眠が生じやすくなるので、交感神経と副交感神経のバランスを整えていきましょう。

副交感神経を優位にするためにできること

自律神経は、自分でコントロールできませんが、例外として、呼吸は自分の意思で整えることができます。交感神経が優位になることで、呼吸が早くなってしまうので、ゆったりとした呼吸を意識して行っていきましょう。呼吸に合わせて行うヨガポーズやストレッチなども、副交感神経を優位にするためにおすすめです。

自律神経を整えるストレッチ

強張った筋肉を、心地よく伸ばし、全身をスッキリするストレッチをご紹介します。ゆったりとした呼吸とともに行うことで、自律神経が整いやすくなります。

体側のばしストレッチ

①右ひざを曲げ、左脚を横に伸ばします。左手を左脚の太ももからすねあたりにのせ、右手を真横に伸ばします。

②息を吸いながら、右手で大きく円を描き、息を吐きながら、上体を左真横に倒します。目線は斜め上方向を向き、右側の身体の側面をしっかりと伸ばしていきましょう。

③ゆったりとした呼吸を続けながら、30秒ほどキープをします。反対側も同じように行います。体側を伸ばすことで、呼吸がしやすくなります。

肩甲骨を開いて寄せるストレッチ

①あぐらをかいて座ります。骨盤を立て、背筋を伸ばし、目の前で両ひじかた手のひらを合わせます。

②息を吸いながら、両ひじを開いていきます。肩とひじをできるだけ後ろに引き、胸を開きましょう。肩甲骨が背骨側に寄っているはずです。

③息を吐きながら、両ひじを真ん中に引き寄せ、①の姿勢に戻ります。少し背中を丸めることで、肩甲骨が左右に開きます。呼吸に合わせながら、肩甲骨を開いて寄せるを５回ほど繰り返しましょう。

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