股関節が硬いと内腿がたるむ?寝たままガチガチ股関節をほぐす内腿スッキリ内転筋ストレッチ

 股関節が硬いと内腿がたるむ?寝たままガチガチ股関節をほぐす内腿スッキリ内転筋ストレッチ
photo by photoAC
須藤玲子
須藤玲子
2025-05-05

股関節がガチガチに固くなってしまうのは、内腿の筋肉=内転筋の硬さが考えられます。内転筋は柔軟性が低下すると不調はもとより、下半身太りなど体型の崩れにもつながります。そこで今回は、内腿のたるみが気になる人におすすめ!股関節の柔軟性を高めるとともに内腿をスッキリさせる、内転筋ストレッチをご紹介します。

広告

股関節と内転筋の関係

内転筋
photo by illustAC

内転筋とは、内腿にある筋肉です。恥骨筋短内転筋長内転筋大内転筋小内転筋・薄筋の総称で、股関節の動きと深い関わりがあります。

具体的には、脚を閉じる動き(股関節の内転)や、股関節を曲げる動き(屈曲)、後ろに伸ばす動き(進展)で使われています。つまり、股関節の動きを良くするためには、内転筋の柔軟性を高めることが大切です。

内転筋が硬くなる原因とデメリット

内転筋が硬くなるのは、生活習慣や体の使い方など、日常生活の中に原因があると考えられています。主なものとして、

● 運動不足
● 加齢による筋肉の衰え
● 姿勢の乱れ
● 負荷がかかりすぎる運動

などが挙げられます。

内転筋が硬くなり股関節の可動域も狭くなると、太ももの内側や脚の付け根、股関節の痛みなど、不調が起こることも。また、脚の筋肉をうまく使えなくなるため、血液やリンパの流れが滞ることもあります。

むくみや冷えなどの不調や、太腿の外側はパンパンなのに内腿がたるむなど、下半身太りの原因につながりますので、要注意です。

寝たままガチガチ股関節をほぐす!内腿のたるみ解消内転筋ストレッチ

今回ご紹介するのは、寝たままガチガチの股関節をほぐす、内転筋のストレッチです。柔軟性を高めて内腿のたるみも解消します。寝る前のベッドの上でもOK!柔軟性や体力に自信のない人でも安心してチャレンジできますよ。

<やり方>

両膝を立てて仰向けで寝た体勢
Photo by Reiko Sudo

1)仰向けで寝て、両膝を立てる

右膝を胸に寄せ、左脚を伸ばした仰向けの体勢
Photo by Reiko Sudo

2)右膝を胸に寄せ、左脚を伸ばす

仰向けで左脚を伸ばし、右膝を胸に引き寄せ外に開いた内転筋のストレッチ
Photo by Reiko Sudo

3)骨盤が右に傾かないように注意しながら右膝を外側に開く。ゆったりした呼吸と共に30秒~1分程度キープ

4)脚を入れ替え、反対側も同様に行う

お尻の下にブランケットを敷いた仰向けから左脚の付け根に手を添えて膝を伸ばし、右膝を胸に寄せて外に開いた内転筋のストレッチ
Photo by Reiko Sudo

骨盤が傾いてしまう場合は、お尻の下にブランケットなどを敷いてお尻を安定させます。また、伸ばしている脚の付け根に手を添えるのもいいでしょう。

脚を伸ばす時は、できる範囲でOK!股関節に負担がかかる場合は、軽く膝を緩めてやってみてくださいね。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

内転筋
両膝を立てて仰向けで寝た体勢
右膝を胸に寄せ、左脚を伸ばした仰向けの体勢
仰向けで左脚を伸ばし、右膝を胸に引き寄せ外に開いた内転筋のストレッチ
お尻の下にブランケットを敷いた仰向けから左脚の付け根に手を添えて膝を伸ばし、右膝を胸に寄せて外に開いた内転筋のストレッチ