集中力が途切れたらぜひやって!【胸を開いて作業効率を上げる】椅子を使った後屈ストレッチ


猫背の姿勢で作業に集中している時、胸が閉じて呼吸が浅くなっていることがあります。その結果、脳への酸素供給が減って作業効率が低下し、悪循環に陥ってしまうことも。そこで今回は、胸を開いて呼吸を深めるストレッチをご紹介。椅子の前に座って行うので、後屈が深くなりすぎず安心です。人目のない場所や自宅などで試してみてくださいね。
集中しすぎるとかえって作業効率が低下する?
「息が詰まる」とは、息が苦しくなる、息が止まるような感じがするなど呼吸が十分にできなくなる状態のことをいいます。例えば、緊張している時やストレスを感じている時、言いたいこと・思っていることをグッと我慢している時などに息が詰まると感じることがあるのではないでしょうか。
それともう一つ。集中している時に息が詰まることもあります。具体的には、デスクワークの最中やスマートフォンで好きなコンテンツを見ている時、読書をしている時などです。作業を始めてしばらくは高い集中力を保っていても、徐々に効率が下がってくると感じるのは、猫背の姿勢になって胸が閉じ、呼吸が浅くなっていることが関係しているかもしれません。呼吸が浅くなると、脳への酸素供給が不足して集中力の低下を招くからです。
そこで取り入れたいのが、上体を後ろに倒す後屈のストレッチ。後屈をすると胸が自然と広がるため呼吸を深めやすくなり、集中力を回復させる役に立ちます。
胸を広げて呼吸を深める!集中力回復ストレッチ
ここからは椅子を使った後屈のストレッチをご紹介します。床に座って行うので、人目が気にならない場所や自宅などで試してみてください。また、ストレッチによる体の痛み・違和感がある時は、無理して続けないようにしましょう。
<やり方>
背もたれがある椅子を一脚用意します。体重をかけた時、後ろに滑らないように椅子を壁の前に置くと安心です。

1)椅子の前に正座する。足は重ねずかかとを自然に開き、尾骨を下に向けて腰が丸まらないようにする

2)座面の縁に背中が当たっているのを確認したら、息を吸いながら両腕を真上に伸ばす。もし、椅子に触れる肩・背中に痛みを感じるようであれば、座面との間にたたんだブランケットやバスタオルなどを挟んでみてください

3)息を吐きながら上体を後ろに反らせる。目線を上げ、首・肩をリラックスさせながら5呼吸キープ
4)体の背面を痛めないように上体をゆっくり起こす
椅子を選ぶ時、椅子の座面と背もたれにある程度の高さがあると後屈が緩やかになるので柔軟性に合わせて選ぶと良いでしょう。

2)の姿勢がツラい場合は、椅子の少し前に正座をし、両腕を後ろにまわして座面の両サイド(もしくは椅子の脚)をつかみ、左右の肩甲骨を中央に寄せ、胸を開いて5呼吸キープしてみてください。この時、椅子の接続部分などに手や指を挟まないように注意してください。
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