【メリット尽くし】「なんとなく不調」が消える!?自律神経を整える簡単ヨガ3選
たっぷり寝てるのに疲れが取れなかったり、集中力が続かなかったり……。元気がないわけではないけれど「なんとなく不調」が続くと感じるとき、ありますよね。そんなときは自律神経の調子を整えるヨガがおすすめ。寝る前でもできる簡単なヨガポーズをご紹介します。
不調の原因は自律神経の乱れかも⁉
身体には無数の神経がありますが、「自律神経」という名称を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。自律神経は、内臓の働きや体温などの機能をコントロールするために働いてくれている神経です。自分の意思とは関係なく24時間働き続けている自律神経には、興奮・緊張時に活発になる「交感神経」と、寝ているときやリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。その2種類の神経のバランスが乱れると、心身にさまざまな影響が出てくるのです。
自律神経の乱れで起こる症状
- イライラする
- 身体がだるい、疲れがとれない
- 眠りが浅くなる
- 便秘や下痢など、お腹の調子が悪い
- 汗の量が多くなった
- 手足が冷えやすい
これらの症状に当てはまる人は、交感神経が優位になりやすく、自覚はなくても常に緊張が続いている状態かもしれません。副交感神経の働きを高めるために、マッサージや入浴、読書やヒーリング系の音楽を聴くなど、休息時間を多く過ごすように意識してみましょう。
自律神経を整えるおすすめヨガポーズ
副交感神経を高め、自律神経のバランスを整えるには「深呼吸」が最適です。深い呼吸をしながらヨガのポーズをじっくり行い、過剰に働いている交感神経を鎮め、全身をリラックスさせて自律神経の安定につなげましょう。
ねじりのポーズ(半魚王のポーズ)
- 長座の姿勢で座り、右ひざを立て、左足の外側におく
- 左手で右ひざを抱え、右手は身体の後ろにおき、背骨全体をねじる
- 腰を伸ばして胸を開くことを意識しながら、5呼吸ほどキープする(反対側も同様に行う)
下腹部からねじることで、上半身の歪みや緊張がほぐれ、リラックス効果が高まります。内臓の位置を整えるポーズでもあるため、呼吸のしやすい身体作りにも最適です。
うさぎのポーズ
- チャイルドポーズで座り、両手を顔の横につく
- お尻をゆっくり持ち上げて、おでこや頭を転がすイメージで頭頂を床につける
- 余裕がある人は両手を背中で組み、肩甲骨を寄せ胸を開く。そのまま30秒キープする
- 両手を顔の横につき、頭やおでこを転がすようにしながらお尻をかかとの上にゆっくり戻す
頭頂にある百会のツボを刺激するポーズ。百会は、頭痛・肩こり・目の疲れのほか、イライラや不眠にも効果的な自律神経の働きも整えてくれるツボです。ポーズを取りながら深い呼吸を繰り返し、ツボを刺激しましょう。
魚のポーズ
- 仰向けになり、足をまっすぐ伸ばす。つま先は天井方向に。
- 手のひらを床に向け、お尻の下に敷き、腕全体を身体の下に入れる
- ひじで床を押しながら胸を突き出し背中を反らせる。
- 頭頂部を床につけ、5呼吸キープする
うさぎのポーズ同様、頭頂にある百会のツボを刺激するポーズです。また、胸を大きく開くため深い呼吸がしやすくなり、副交感神経を優位にし、リラックスや安眠にも効果的です。
寝る前のストレッチとしてもおすすめ
今回紹介したポーズは寝る前にもおすすめです。ベッドに入る前の習慣にすると、睡眠の質向上が期待できますよ。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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