自律神経を整える=「リラックス」だけではない|知っておきたい自律神経の整え方
「自律神経を整える」と聞くと休息してリラックスすることを思い浮かべるかもしれませんが、それだけではないことを知っておきましょう。
「リラックス=自律神経を整える」?
ヨガでリラックスして自律神経を整えるということを聞いたことはありませんか?自律神経は交感神経と副交感神経のふたつからなり、一方の働きが優位になったり劣勢になったりしながらバランスを保っています。
交感神経は活動時や緊張(ストレス)時に、副交感神経は安静時やリラックスしている時に優位になります。リラックスして自律神経を整えるということは、緊張をやわらげて交感神経の働きを抑えて副交感神経の働きを活性化することになります。けれども反対に交感神経の働きを活性化するのも自律神経を整えることのひとつです。
心身ともに忙しい状態でいることが多い、交感神経が優位な人が意識的にリラックスをすることは大切ですが、既に副交感神経が優位な人が過度なリラックス状態になると体の重だるさや疲れ、眠気を感じたり、やる気が起きないなど自律神経の乱れが起こってしまいます。
冬は日照時間が減って何となく憂うつになる、寒くて体を動かすのがおっくうになって体を動かす機会が減りやすい時期ではないでしょうか?運動不足で筋力が低下して基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)も低下する、全身の血流が滞って冷え性になるといったこともあるので注意が必要です。体を動かして交感神経を刺激することも忘れないようにしましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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