自律神経を整える=「リラックス」だけではない|知っておきたい自律神経の整え方
背骨を動かそう
自律神経の通り道である背骨を6方向に動かすことも自律神経のバランスを整える方法のひとつです。シンプルな動きを丁寧に行ってみましょう。
左右に側屈
上げた腕につられて片方のお尻が床から離れないように左右の座骨をしっかりと安定させるのがポイントです。
反らせる、丸める
肩の下に手首、お尻の下に膝がくるように四つ這いになって背骨を反らせる牛のポーズと丸める猫のポーズを呼吸に合わせて繰り返し行います。
左右にねじる
ねじった側のお尻だけに体重がかからないように左右のお尻をしっかりと床に安定させ、尾骨から頭頂まで背骨をまっすぐに保った状態で左右にねじります。
胸を開く立位のポーズ
交感神経に刺激を与えて気持ちを前向きにする胸を開く立位のポーズで全身をしっかりと動かしてみましょう。
椅子のポーズ
やり方:
1. 両足を揃えて立ち、息を吐きながらお尻を斜め後ろに下げて膝を曲げる。膝がつま先よりも前に出ないように気をつける。
2. 息を吸って両腕を上げて目線を正面、または斜め上に向けて、呼吸を続けてポーズをホールドする。
3. 吸いながら両脚を伸ばし、吐いて腕を体の横におろす。
戦士のポーズ2
やり方:
1. 足を大きく横に開いて立って右のつま先を90度外側、左のつま先を正面に向けたまま、または少し内側に向ける
2. 息を吸って両腕を肩の高さで横に開いて手のひらを下に向け、吐きながら右膝を曲げて右の足首の上に揃える。
3. 目線を右の指先に向けて5呼吸前後ポーズをホールドし、終わったら反対側も同様に行う。
チャイルドポーズ
最後はお休みのポーズで呼吸を整えます。背中の広がる様子で呼吸を感じてみましょう。
やり方:
正座の状態から上半身を倒して両腕を前に伸ばすか、体の横に置いて手のひらを天井に向けるかやりやすい方で。吸う息と吐く息の長さを揃えて呼吸を続けましょう。
交感神経ばかり、副交感神経ばかりが優位にならないように今の自分の状態に気づきながらバランスをとることを心がけてみてください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く