たった1分、前後に腕を振るだけで〈肩がふわっと軽くなる〉肩甲骨まわりをほぐす肩こり解消簡単エクサ

 たった1分、前後に腕を振るだけで〈肩がふわっと軽くなる〉肩甲骨まわりをほぐす肩こり解消簡単エクサ
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須藤玲子
須藤玲子
2024-10-19

肩こりやガチガチの背中をなんとかしたいけど、複雑なエクササイズやストレッチは面倒…。今回は、そんなあなたにおすすめしたい、どこでも簡単にできるエクササイズをご紹介します。たった1分腕を大きく振るだけ!立ったままでも座っていてもできるので、早速ためしてみませんか?

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肩こりの原因となる筋肉

肩こりの原因となる筋肉はひとつだけではなく、複数の筋肉が関わっていると考えられています。
その中でもメインとなるのは、首の後ろから肩や背中に広がる僧帽筋で、更に、腕や肩関節、肩甲骨まわりにある筋肉が影響しています。猫背や巻き肩などの乱れた姿勢、運動不足による血行不良により筋肉の緊張が続くことで、肩こりが悪化したり慢性化したりすると言われています。

肩こりを効率よく改善するには?

簡単かつ効率よく肩こりを改善するには、まず、肩こりの主な原因筋である僧帽筋をほぐすこと。加えて、腕や肩、肩甲骨周辺を同時に動かすことが改善の近道です。
なるべく大きく動かすことで、肩こりに関わる筋肉にアプローチして、巡りのよい状態を取り戻すことが大切です。

たった1分腕を振るだけ!肩こり・背中の張りが楽になる簡単エクササイズ

今回のエクササイズでは、僧帽筋と共に、肩関節を安定させ、肩甲骨から上腕骨に繋がる棘下筋に意識を向けて行います。

僧帽筋と棘下筋
イラストAC

やり方

1)脚を腰幅程度に開いた膝立ちになる。お腹を軽く引き込み、骨盤を安定させて姿勢を整える

2)両肘を曲げて緩めの握りこぶしを作り、肩の力を抜く

両肘を曲げて脇を軽く締めた膝立ちの体勢
Photo by Reiko Sudo

3)肘を曲げたまま、左右交互に大きく前後に腕を振る

膝立ちで肘を曲げ、左右交互に前後に大きく腕を振るエクササイズ
Photo by Reiko Sudo

4)なるべくリズミカルに、腕を振る動きを1分程度続けて行う

ポイント

腕は肩ではなく、肩甲骨から動かします。背中や肩甲骨を意識して後ろにも大きく振りましょう。肩が上がらないように、肩を下して行うことも大切なポイントです。また、体がブレないように体幹も意識すること。呼吸が浅くならないように、深い呼吸を続けながらテンポよく行うことで効果が高まります。

今回は、膝立ちの姿勢で行いましたが、立ってやってもOK!脚を肩幅程度に開いて走っている姿をイメージして大きく腕を振りましょう。腕の重みが程よい負荷となり、肩や背中がスッキリしますよ。

立ったまま、左右交互に腕を前後に大きく振るエクササイズ
Photo by Reiko Sudo

 

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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僧帽筋と棘下筋
両肘を曲げて脇を軽く締めた膝立ちの体勢
膝立ちで肘を曲げ、左右交互に前後に大きく腕を振るエクササイズ
立ったまま、左右交互に腕を前後に大きく振るエクササイズ