大根は部位によって味が異なる?丸ごと1本をおいしく長持ちさせる保存方法|管理栄養士が解説
寒さが増して、、甘味が増してくる大根。ただ大根を丸ごと1本買ったはいいものの、どのように調理したらいいかわからずに余らせてしまったり、冷蔵庫で萎びてしまったという経験はありませんか?今回はおすすめの料理方法と、おいしく保存する方法をご紹介します。
大根は部位によって味わいが異なる?
大根は部位によって甘味や食感が異なることをご存じですか?大根が丸ごとある時や、カットした大根を選ぶ際は、部位別の特徴を覚えておくと便利ですよ。
葉に近い部分は「甘くてかたい」
葉に近い部分は、パリパリとした食感とみずみずしい甘味があります。
→辛味が少なく、生食だと大根本来のおいしさが際立つので、サラダや大根おろしがおすすめです。
中央部分は「太さが均一でやわらかい」
中央部分は太さが均一でやわらかく、甘味と辛味のバランスのいい部分です。
→おでんやふろふき大根などの煮物におすすめです。
先端部分は「辛味が強い」
先端部分は水分が少なく、辛味があります。
→辛味が強いので、大根おろしなどの薬味で食べるかがおすすめです。
大根が長持ちする保存方法とは?
丸ごと1本の大根を一度に使い切るのは難しいですよね。大根をおいしく保存するポイントは以下の通りです。
①葉を切り落とし、3等分にする
大根の葉がついたままだと、そこから水分が蒸発して、大根が萎びてしまうのが早くなります。その為、購入したらまず葉を切り落としましょう。また用途別に使いやすいよう、3等分にするのがおすすめです。
②ペーパータオルやラップで包む
カットした大根は切り口から乾燥していきます。その為、ペーパータオルに包んでポリ袋に入れるか、ラップに包んで保存をしましょう。
③立てて保存する
大根が本来育った状態のまま保存すると長持ちしやすいと言われています。その為、冷蔵庫では立てた状態で保存するのがおすすめです。
大根の冷凍保存のポイントとは?
大根は収穫して時間が経つにつれて、苦味が強まりやすいと言われています。しばらく大根を料理に使う予定がない場合は、冷凍保存をしましょう。生のままでも冷凍できますよ。
①いちょう切りや乱切り、輪切りなど、料理に使いやすい様に切る。
②ジップ付き袋に入れて平らにし、空気を抜いて冷凍する。
使うときは、冷凍のまま料理に加えるだけ。生のシャキシャキとした食感は失われますが、冷凍することで繊維が壊れるので加熱時間が短縮できますよ。ぜひ試してみてくださいね。
<参考文献>
JAグループ 秋・冬の旬野菜ダイコン
新・野菜の便利帳 名取貴光監修
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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