女優ゴールディー・ホーン(77歳)メンタルヘルスを守るための「休息の必要性」を語る
女優のゴールディ・ホーンは、恐れ、怒り、悲しみの感情を抱えたときに“タイムアウト(ちょっとした休息)”を取ることの重要性を訴えた。
女優のゴールディ・ホーン(77歳)がメンタルヘルスに関するメッセージをInstagramで発信した。カリフォルニアの緑溢れる自宅の庭で、飼い犬が庭を走り回り、太陽が彼女の顔を照らす中、ゴールディ・ホーンは語り始めた。
「今日は世界メンタルヘルスデーです。ご存知の通り、私たちはメンタルヘルスに関するさまざまな課題に直面してきました。今の時代、多くの人が様々な理由で困難さを抱えています。私が皆さんにお伝えしたいのは、自分自身を大切にすること、そして不安を感じたり、人生があまりうまくいっていないと感じたりしたとき、それに気がつくことが重要だということです。」
ゴールディ・ホーンは、祈りや喜び、気分が良くなることで自分を満たすための「タイムアウト(ちょっとした休息)」を取るよう呼びかけた。ゴールディ自身、心身圧倒されそうになったときはいつも、深く呼吸をし、自分が感謝しているすべてのことを振り返るのだという。さらに、このようなセルフケアは“不可欠”であり、「あなたはあなた自身を大切にし、労わる価値がある」と強調した。
「あなたが住んでいる世界が重要なのではありません。あなたがあなた自身をどう感じるか、それこそが重要なのです。そして、あなたが他人に何を与え、他人があなたに何を与えてくれているか、それが重要なのです」。
このメッセージに対し、ファンからは感謝の声が寄せられた。「ときには、『大丈夫、ありがとう!』っていう言葉だけ聞きたらいい」とある人はコメントを寄せ、またある人は「数週間にわたり、毎日、車の駐車場で泣いています。メンタルヘルスは重要ですね!意識を高めてくれてありがとう」と書き込んだ。
また、ゴールディは米雑誌「Parade」の取材でメンタルへルスには運動が欠かせないことも強調した。
「心と体は表裏一体で、よりマインドフルになるためにできることはたくさんあります。ウォーキングであれ、リフティングであれ、ウェイトトレーニングであれ、体は鍛えるべき。私の場合は、毎日トランポリンでジャンプしています。また、一日を通して、マインドフルネスを心がけ、日中に脳を休ませることが大切です。心をリラックスさせる時間を見つけましょう」
長年、メンタルヘルスの支持者として活躍し、強い社会的影響力を持つゴールディは、2003年、ゴールディ・ホーン財団とMindUp(マインド・アップ)を設立した。MindUpは、子どものメンタルヘルスの状態に対する懸念が高まったことに対応し、設立された非営利団体だ。この財団は、子どもたちに感情を管理し、レジリエンスを高め、脳の働きを理解するツールを提供し、彼らを絶望からより楽観的な心構えに導くことを目的としている。また、2011年には著書『10 Mindful Minutes(原題)』を出版し、より幸せで健康的な人生を送るための社会的・感情的スキルの重要性を強調し、メンタルヘルスのトピックを掘り下げた。
ミュージシャンで俳優のビル・ハドソンとの2度目の結婚で俳優ケイト・ハドソンとオリヴァー・ハドソンの母親となったゴールディは、その後、俳優カート・ラッセルとの40年にわたって交際しており、彼との間には息子で俳優のワイアット・ハドソン(37歳)がいる。
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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