クリスティン・デイヴィスが語る、整形への葛藤とストレス「若い頃の自分に常に向き合うのはつらい」
エンタメ界以外でもトライする人が増えつつあるボトックスやヒアルロン酸の注入。いわゆるプチ整形だがメスを入れる大きな手術に比べてトライしやすく、セレブの間ではほぼ日常的に行われているもよう。とは言えても入れすぎて顔が膨らんでしまうなど、あからさまに「打ちました」ということになるとからかわれてしまう。ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のシャーロット役でお馴染みのクリスティン・デイヴィスが新聞「テレグラフ」のインタビューでその経験を語っている。
クリスティン曰く「若い頃の自分に常に向き合うのはつらいもの」。彼女のように人気ドラマに若い頃から出演していると、当然昔の映像や写真が今も人の目に触れる。当然「あの頃に比べて老けた」とか「変わった」とか言われることは他の人に比べて多くなる。それを避けようとしてプチ整形を試したとしても、昔と簡単に比べられるだけにバレやすい。クリスティンも若い頃のルックスを保とうと注入系の施術で顔をふっくらさせた。その結果「執拗に笑われたこともあるし、そのせいで溶かさなくてはいけなくなったこともある。笑われたせいで泣いたこともある。本当にストレスが溜まる」。
ストレスの理由をクリスティンはこう分析する。「若く見える必要はないんだということを忘れないようにするのは難しい。ネットは若く見えることを女性に求めてくるから。同時に若く見えて欲しくないとも思っている。ネットの言葉は本当に矛盾している」。老けてくればそれを指摘し、若く見せるためにプチ整形に出せばそれをからかう。どちらにしてもネットは女性が年齢を重ねることを差別すると示唆する。
ちなみに今の彼女はエイジングやプチ整形に対するネットの反応に無頓着。「どうでもいいと思っている。プチ整形をずっと続けていくことはできないから。時間もないしね」。プチ整形を一度始めると、クリスティンのように「ずっと続けていけない」と気が付くのはなかなか難しい。それは整形を重ね続けた結果、表情が固まったり顔が膨らんだりしてしまう他のセレブたちを見れば明らか。もしかしたらエイジングにどう向き合うのかは、自分のルックスに年齢が出る前に考えておくべきことなのかも。
出典:Kristin Davis Opens Up About Being Ridiculed for Using Fillers: 'I Have Shed Tears About It'
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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