10代で胸を小さくする手術を受けた、2人のセレブの思い「15歳でFカップになって…」
ハリウッドではお世話になっている人も多い美容整形。グラマラスなボディを手に入れるために豊胸&豊尻手術を受けるセレブも多い。その一方で胸を縮小する手術を受ける人も少なくない。おそらくこれを読んでいる人の中にも大きくて目立つ胸が悩みだった人、それが原因で落ち着かない思いをした人もいるはず。セレブも同じよう。そこで今回は縮小手術をしたセレブたちの思いを紹介したい。
ドラマ「モダン・ファミリー」に出演していた女優のアリエル・ウィンターは17歳のときに胸を小さくする手術を受けている。10代初めの頃はあまりグラマラスな体型ではなかったそう。「姉の結婚式で自分の平らな胸を見て胸が大きくなればいいのにと思った。そうしたらあっという間に大きくなって今度は止まらなくなった」「15歳でFカップになった。どう扱っていけばいいんだろうと思った」と雑誌『グラマー』のインタビューで明かしている。ネット上でからかわれたり、中傷されたりすることもあった。レッドカーペットでは堂々と振る舞っていたけれど内心は不安でいっぱいだったそう。「ネットのいじめは酷かった。太っていると言われたり、おぞましいと中傷されたりした。もちろんみんなには自信を持っているように見えたと思う。私は女優だから。でも心の中ではそうではなかったし、幸せではなかった」。
レッドカーペットのドレス選び、プライベートではアンダーウェアや水着を買うのに苦労したそう。さらにつらかったのは身体的な痛み。「胸が大きすぎて背中が痛かった。長時間まっすぐ立っていることもできなかった。首も痛くなり、背骨に問題が出てきたの」。アリエルは手術を受けることはネットのいじめのような、人からされたことが原因ではなく「自分のために自分で決めた」と語る。「手術を受けたことが正しいと思えることがどんなに素晴らしか言葉では言い表せない」。手術では医師と相談しFカップからDカップに変えた。今の胸について「手術を受けて新しい人間に生まれ変わったような気がする。ついにしっくりくる体になった感じがして嬉しかった」「これまでよりも自分に対して幸せな気持ちになれた」と幸せそうに語っている。
映画『E.T.』で子役としてデビュー、今も女優として大活躍しているドリュー・バリモアも17歳のときに胸を小さくする手術をしている。新聞「ニューヨークデイリーニュース」のインタビューでそのことを告白した彼女も「私は今の自分の体を心から愛している」と満足そうに話している。そして女性が胸に対して抱いている気持ちをこう描写する。「女性は胸に対して、居心地の悪い、落ち着かないような気持ちを持っている。それは男性が女性の胸をじろじろ見るから。胸が大きいと女性は自意識過剰になってしまう」。また「何を着てもどっしり見えてしまって、不安になる」。
ありのままの身体が美しい、自分の体を受け入れようというポジティブなボディイメージは素敵なことであり、広まりつつある。アリエルとドリューは「ありのまま」の身体を受け入れている訳ではないが、自分の体を心地よく受け入れるために改造し、自分に自信を持っているという点ではとてもポジティブ。2人にとっての手術は自分を愛するための手段であり、それによって心地よさや安心感を手に入れた。整形や豊胸を「フェイク」と批判しがちな中で、手術がプラスの意味を持つ可能性についても考えてみたい。
出典:
Exclusive: Modern Family's Ariel Winter Opens Up About Her Decision to Have Breast Reduction Surgery
Kris Jenner, Amber Rose and 8 more stars who've undergone breast reduction surgery
10 Celebrities Who Had Breast Reduction Surgery
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く