【股関節のつまり感・違和感を解消】むくみを流し動きをよくする!椅子でできる股関節リリース
同じ座り姿勢が続いたり体を動かす習慣がなかったりすると、少しずつ股関節に違和感を覚える方は多くいらっしゃいます。今回は股関節の動きの特徴をご紹介しながら、椅子でもできる股関節リリース&下半身引き締めエクササイズもご紹介します。
股関節の硬さは長時間同じ姿勢でいることが原因
椅子に座って仕事をする時間が長い方にとっては、同じ姿勢が長時間続くことで体が重だるい状態になっているかもしれません。特に上半身・下半身をつなぐ股関節のあたりは詰まりや硬さなど違和感を感じやすくなっているかもしれません。
また、血流循環の悪さから下半身のむくみも進んでしまっているかも。股関節の動きの特徴を知りながら、今回ご紹介する椅子を使ってできる股関節リリース&下半身引き締めエクササイズを取り入れて股関節まわりをすっきりさせましょう!
股関節の動き
股関節は骨盤と大腿骨のつなぎ目部分の球関節であらゆる方向に動く自由さが特徴的です。
股関節の主な動き
● 屈曲(股関節の角度を縮める動き)
● 伸展(太ももの付け根を後ろに引く動き)
● 外転(脚が身体の中心から遠ざかる動き)
● 内転(脚が身体の中心に近づく動き)
● 外旋(脚の付け根から外側へ回旋する動き)
● 内旋(脚の付け根から内側へ回旋する動き)
本来であれば、このようにあらゆる方向へ動くことを得意としていますが、椅子に座った姿勢が続いていたり、身体を動かさないことで股関節にも違和感がでてきてしまいます。
次からご紹介するエクササイズは股関節の動きをスムーズにしてくれるものです。日頃同じ姿勢でいることが多い方はスキマ時間を活用してエクササイズに取り組んでみてくださいね。
椅子でできる股関節リリース&下半身引き締めエクササイズ
エクササイズをしながら股関節がどんな風に動いているのかを確認してみましょう。そして動きづらい動きについては柔軟性を高めるために他のエクササイズよりも積極的に取り入れていきましょう。
椅子を使って動く時はキャスターなどのついていない安定した椅子をご利用ください。できれば肘掛けのないダイニングチェアや折りたたみ椅子がオススメです。
エクササイズ①
<やり方>
1)背もたれに両手を軽く添えて立つ
2)片脚を軸にし、反対脚を大きく後ろへ伸ばした後、その脚を胸に引き寄せ曲げる(股関節伸展・屈曲の動きを繰り返す)
ポイント:後ろへ伸ばした時、足裏を強く後ろの壁へ蹴り、胸に引き寄せ曲げる時は足の甲~つま先を床に伸ばすようなイメージで
3)反対脚も同様に行い、気をつけの姿勢に戻る
4)今度は片脚を軸にし、反対脚を左右に大きく振る(股関節外転・内転の動きを繰り返す)
5)反対脚も同様に行い、気をつけの姿勢に戻る
エクササイズ②
<やり方>
1)椅子の座面を両手でつかみ、右足を座面の上に乗せる
2)左脚を大きく後ろへ伸ばしながら、心地良く左股関節にスペースが広がっていくのを感じながら深呼吸
3)反対脚も同様に行う
エクササイズ③
<やり方>
1)椅子の座面の角を正面に向け、角をまたぐような感じで足幅を大きく広げて座る
2)右足先は正面もしくは内側へ向け、左脚は内もも~膝~足先まで股関節を外旋(膝と足先が同じ向きで外に開く)
3)両手は股関節に置いて、座骨を安定させ、背筋を伸ばした姿勢で深呼吸。右脚太もも前側がしっかり引き上がっていることを意識しながら、両足裏でも床を押し続ける
余裕があれば、両手を肩の高さまで持ち上げる。これによって上半身はリラックスし、下半身の安定感がさらに深まります。
4)両手を股関節に戻し、両つま先を正面に向けた後、ゆっくり脚を閉じる
5)反対脚も同様に行う
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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