【しつこい肩こりの人の共通点は?】肩甲骨を動かして効率よく肩こりを解消する40秒ほぐし

 【しつこい肩こりの人の共通点は?】肩甲骨を動かして効率よく肩こりを解消する40秒ほぐし
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中村優希
中村優希
2023-05-21

多くの方が抱えている肩こり。一日デスクワークの方や、スマホを長時間見ることが多い方は、慢性的に肩がこっていて中には肩こりに気がつかないという方もいらっしゃいます。肩こり解消には肩甲骨を動かして肩甲骨周りの筋肉をほぐすことが大切です。お仕事の合間や家事の合間など、たった40秒で効率よく肩こりを解消するヨガメソッドをお伝えします。

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肩こりになりやすい人

どんな人が肩こりになりやすいのでしょうか。皆さんもチェックしてみてください。

●長時間のデスクワークの人

●スマートフォンを長時間見る癖がある人

●本や漫画など読書が趣味の人

●運動不足の人

●緊張しやすくストレスを感じやすい人

●低体温で冷え性の人

●痩せ過ぎの人

肩こりを引き起こす原因

これらの方に共通しているのは、「猫背の姿勢」になりやすいことと「血行不良」です。
長時間のデスクワークや、スマートフォン、読書などしていると自然と肩が前に入り込み、頭が肩よりも前に出やすい猫背の姿勢になりますよね。

人間の頭の重さは体重の1/10あると言われています(体重が50キロの人は約5キロです)。ボーリングの球くらいある頭の重さを首や肩が支えているわけですが、頭を30度傾けると、頭の重さの3倍以上に、60度傾けると6倍もの重さにもなる負担が首や肩周りの筋肉にかかります。

また、普段ストレスを感じやすかったり緊張状態が続くと肩周りに力が入りやすくなり、血行不良に繋がります。運動不足の人や、冷え性の人、筋肉量の少ない痩せすぎの人も血行不良になりやすく、肩こりになりやすいと言えます。

肩こりを解消する鍵となる肩甲骨を動かそう

肩こりの原因となる筋肉は、肩甲骨に繋がっています。肩甲骨は背中側の肋骨の上にあり、肋骨の上を滑るように動くようになっていますが長時間のデスクワークなどにより猫背の姿勢になることで、肩甲骨が外側に広がった状態で動かなくなることで肩甲骨の本来のスムーズな動きが悪くなり、血行不良に。また肩甲骨周りの筋肉が固まりやすくなりガチガチの肩こりに繋がります。

肩甲骨を上に引き上げる役割の肩甲挙筋・肩甲骨を寄せる役割の菱形筋が肩こりと深く関連しこれらの筋肉は深層部にあるためマッサージではほぐすことが難しいため肩甲骨を動かすヨガの動きでこれらの筋肉をほぐし、肩甲骨の動きをスムーズにして肩こり解消に繋げましょう。

たった40秒!肩甲骨を動かして効率よく肩こり解消へ

お仕事の合間や家事の合間などぜひお試しくださいね。

〈やり方〉

①楽な姿勢で座ります

②腕を前に出し、反対の手を下から絡めます

肩こり解消
photo by Yuki Nakamura

③息を吸いながら緩め、吐きながら引き寄せる。を3〜5回繰り返します

肩こり解消
photo by Yuki Nakamura

④腕を上に上げて肘を曲げ、反対の手で掴みます

肩こり解消
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⑤肘を少し後ろに引き、息を吐きながら横へ倒します

肩こり解消
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※反対も同様に行います

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中村優希

中村優希

幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰



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