【肩甲骨のほぐし方】これさえ覚えていればガチガチの肩こりや首こりから解放!簡単ストレッチ
肩甲骨が硬くなっている自覚はあるものの、どうやってほぐせばいいのかわからない。そんな人のために、日常的にできる「覚えておきたい肩甲骨ほぐしストレッチ」をご紹介します。
肩甲骨の動きと役割
肩甲骨は背中側の上部にある一対の三角形状をした大きな骨で、胴体と腕(手)を繋いでいます。肩甲骨と胴体をつなぐのは鎖骨のみで、あとは筋肉が肩甲骨を支えているため、自由に動く部位でもあります。
肩甲骨が行う6つの働き
・肩をすくめる(挙上・きょじょう)
・上げた肩を下げる(下制・かせい)
・胸を張る(内転・ないてん)
・腕を前に出す、パンチする(外転・がいてん)
・バンザイをする(上方回旋・じょうほうかいせん)
・背中に手を回す(下方回旋・かほうかいせん)
この他にも肩甲骨は、身体のバランスを維持したり姿勢を正すなどの役割も担っています。
肩甲骨の硬さを放っておくとさまざまな悪影響が
長時間のデスクワークやパソコン・スマートフォンの使用により、肩甲骨を支える筋肉がガチガチに固まっていませんか? 肩甲骨の硬さからくる慢性的な肩コリや首コリに何年も悩んでいるという人も多いかもしれません。肩甲骨が硬まったまま放っておくと、どんな症状が出やすくなるのでしょうか?
・慢性的な首こり・肩こり・背中こり
・背中にぜい肉がつく
・バストが垂れる
・猫背になる
・二重あごになる
・お尻が垂れる
・下腹部がぽっこり出る
・太りやすくなる
・頭痛、めまい、吐き気
覚えておきたい基本の肩甲骨ほぐし
肩甲骨が硬いと姿勢が悪くなるし、体の不調も招きます。さらには老け見えの原因になることも。日頃から姿勢を正し、肩甲骨の動きを理解しながら少しずつ肩甲骨を動かし、ガチガチ肩甲骨から柔らかい肩甲骨へと整えていきましょう。
①背筋を真っ直ぐ伸ばして座る。(床でも椅子でもOK)
②両手を肩の高さに広げ両ひじを曲げる。手のひらは正面へ向けて、指の間を大きく開く。息を吸いながら両手を後ろに引き、胸を大きく開く。
③息を吐き、両ひじを曲げたまま胸の前でくっつける。手のひらはグーにして自分の方に向くように。
④息を吸って、③の状態からゆっくり腕を真上に上げる。吐きながらゆっくり下げる。
⑤息を吸い、両手を合わせて真上に突き上げる。その際顔も天井方向に向ける。
⑥両手を下ろし、息を吐きながら背中で両手を組む。組んだ手を背中で8の字を描くように左右に動かす。逆まわりも同様に。
⑦背中で手を組んだまま後ろに引っ張り胸を開く。ゆっくり両手を放す。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く