肩こりや首こりの原因「巻き肩」を根本から効率よく改善【理学療法士が教える巻き肩改善2ステップ】
巻き肩の姿勢を放っておくと、肩こりや首こりを引き起こす原因となります。今回は巻き肩を根本から改善する2ステップをご紹介させていただきます。
巻き肩とは?
巻き肩とは、肩関節が正常よりも内旋している(内側に捻れている)状態を指します。巻き肩姿勢では肩甲骨が外側に開いた状態となり、背中が丸くなりやすくなります。背中〜首にかけての筋肉が常に突っ張っている状態なので、首こり・肩こりが起きやすくなってしまいます。
巻き肩の原因
巻き肩の原因は様々ありますが、スマホやパソコンなどの長時間の操作によって首が前に出て、背中が丸まった姿勢をとってしまうことが大きく影響しています。
背中が丸まったいわゆる猫背姿勢を長時間取り続けることによって、「大胸筋」という胸の前側の筋肉が硬くなり、反対に「小円筋・棘下筋」という背中側の筋肉が弱くなってなってしまいます。
●大胸筋
大胸筋は胸部にある分厚い扇型の筋肉で、鎖骨〜上腕骨にかけて位置し、上腕の内転・屈曲・内旋に作用します。
●小円筋・棘下筋
小円筋は肩甲骨外側から上腕骨に付着しており、肩関節を外旋させる作用があります。 棘下筋は肩甲骨の内側から上腕骨に付着しており、肩関節を外転、外旋させる作用があります。
巻き肩改善2ステップ
巻き肩を改善するためには硬くなっている「大胸筋」をほぐし、弱くなっている「小円筋・棘下筋」を鍛える必要があります。順番にご紹介します。
大胸筋ストレッチ
肩・肘関節を90°にした状態で壁に手をつきます。体を、壁とは反対側に捻ります。
小円筋・棘下筋トレーニング
床に正座で座り、肘を直角に曲げ、脇の下をしめます。
肘の位置は固定したまま、腕を外に開きます。
詳しい方法は動画をチェック!
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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