子供を持たない理由を告白、女優ヘザー・グラハム（53歳）｜子供がいない人生のメリットとは

子供がいないことで自由を感じている

「私たちは皆、それぞれ違う人生の道を歩んでいます。ただ、自分が進んでいる道を受け入れるべきです。もし何らかの形で子供を持っていたら、それも素晴らしい経験だったと思います。私の場合、現時点では子供がいないことで自由を感じていますし、よく眠れるのも良いことです」と、53歳のヘザー・グラハムは語る。

一方、子供をもたないという自分の決断が、社会的な規範と一致していないことも理解しているという。「女性として、『子供が欲しくない』と言うことが許されない文化が存在する、と感じています。何か問題があるの？と疑われてしまうのです。男性の場合は、『子供は欲しくなかったんだね、それもいいよね』と軽く済まされるでしょう。ただ最近は、女性も自分自身で選択をする自由が増えてきているようには思います」と言う。

子供がいなくても宇宙は育てるべき人や物を与えてくれる

「もし子供を持つ運命であれば、持つことになるし、持たないのであれば、宇宙は代わりに育てるべき人や物を与えてくれる」と言い、ヘザーは近年、エンターテイメント業界の裏方としても働く機会を積極的に増やしている。

「私は何も欠けたり、失ったりしていると感じていません」と、ウィスコンシン州出身のヘザー・グラハムは語る。「時々、自分のプロジェクト自体が自分の子供のように感じることがあります。最近は、プロデュースや執筆、演出にもっと関わるようになっています。難しい課題ですが、とても充実しています。自分が本当に大切に思っているストーリーを伝えたいと思うことは本当に楽しいですね。」

50代、キャリアは二の次、第一は自分の人生を楽しむ

今は自分が選んだ道に自信を持っている彼女だが、過去に、ある神秘的な役を断ったことは、今でも夢に見るほど後悔しているという。

「時々、朝起きてそれを考えることがあります。『なぜその映画に出演しなかったのか』と自問自答してしまうのです。恥ずかしながら、その映画の名前を言うことすらできません。あまりにも愚かな理由で出演しなかったのです。でも、私たちは皆、それぞれ自分自身の道を歩んでいると信じていますし、私は自分の人生に感謝しています。これまで女優として活躍してこられたことはとても幸せに感じています。」

そんな苦い失敗も経験し、成長した50代のヘザー・グラハムは、人生を総合的に見ることを好むようになったという。

「キャリアはほとんど二の次です。私の一番大切な目標は、自分の人生を楽しむこと。キャリアを積んで前進せねばと必死になるよりも、ずっと充実感があります。もちろん、今でも野心は持っていますが、リラックスして感謝の気持ちを持つことができれば、人生に存在する全ての良いものを楽しむことができます。」

出典：Heather Graham Says She Doesn't 'Feel That I'm Missing Anything' by Not Having Kids (Exclusive)

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