【起き上がるのが辛い朝に】ヨガインストラクターが実践する寝起きのルーティーン


気候が不安定な時期、「なかなかベッドから起き上がれない」「いつまでも眠い」「朝から身体がだるい」なんてお悩みはありませんか? ヨガインストラクターの私自身が毎朝行っている、寝起きのルーティーンをご紹介します。
蒸し暑いこの季節は、身体が水分をためこみやすくなり身体全体が重だるくなっていきます。湿度が高いため寝苦しさから睡眠の質も悪くなりがちですよね。
同時に、この時期は気温、気圧、湿度の変化の影響により体調が悪くなる気象病に悩まされている方も少なくありません。この気象病は、変化に対応しようと頑張りすぎてしまう自律神経の疲弊により引き起こされると言われています。
パッと起きるのが辛いこの時期は、無理矢理起き上がって不調を一日中引きずるのではなく、いかに心身を上手に起こして終日快調に過ごすかで大きく違ってきます。
朝一番、お布団の中でできる「自律神経を整え、むくみを流す動作」を毎朝のルーティーンにしてみませんか?

寝ている間は副交感神経が優位になることで血圧が下がっています。ポイントは、いきなり大きな動作をせずに、末端から徐々に血流を促していくこと。頭をいきなり持ち上げるとフラフラすることがあるので起き上がる動作もゆっくり丁寧に行いましょう。
スッキリ起きる「寝起きのルーティーン」のやり方

①仰向けになり、手足をグーパーしながらゆっくりと動かす
まずは末端の筋肉をゆっくり動かして血行を良くし、身体に起きる準備をさせます。

②膝をゆっくり立ててから両手両足を天井に上げ、手首足首をブラブラ動かす
さらに動きを大きくして、手首の関節、足首の関節に刺激を入れて末端から血流を促進させます。むくみを解消し、自律神経を整えるとともに腹筋、腸腰筋にもスイッチが入り朝から身体を動かしやすい状態を作ります。

③両手で両膝を抱え、左右にコロコロ転がる
寝ている間に固まっていた背中・腰をマッサージします。自律神経の通り道である背骨がほぐれることで自律神経のバランスが整いやすくなります。

④左右どちらかに転がり頭と膝を近づけて丸くなってから、上にきた手で床を押して頭が最後になるようにゆっくりと起き上がる
急に頭を上げるとふらつく原因になりかねないため、頭が最後になるように起き上がりましょう。
〇詳しいやり方を動画で見る
朝一番は身体が凝り固まっていて、無理に身体を動かすと背骨に負担がかかったり、急に頭を起こすとふらつく原因にもなります。末端から優しく刺激を入れていき自律神経のバランスを整える一連の動作を寝起きのルーティーンにすることで、「朝がきたらこの動きで目が覚める」という状態を身体が覚えていきますよ。是非続けてみて下さい。
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