肩こり・首こり・姿勢に効く!【カメ首】による悪循環を断つ一石三鳥エクササイズ

 肩こり・首こり・姿勢に効く!【カメ首】による悪循環を断つ一石三鳥エクササイズ
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肩こりを感じた時、「マッサージへ行こう」「温泉へ行こう」「整体に行こう」……、そんな風にして解消している人も多いですよね。でも一定期間は楽になっても、しばらくするとまた肩の重さやだるさ、疲れを感じる人も。慢性肩こりの人は必ずと言っていいほど、頭が肩よりも前に出ています。そうすると、頭の重さをバランスよく支えることができず、肩の筋肉に負荷がかかってしまっているのです。これがいわゆる「カメ首」「スマホ首」と言われるもの。自分から肩こりを助長させる姿勢をすることで、さらに肩こりを悪化させていますし、もちろん姿勢も美しくありません。この悪循環を断つエクササイズをご紹介します。

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肩こりの人はカメ首・スマホ首になっている!

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左:スマホ首・右:正しい姿勢/photo by Minami Ito

「カメ首」「スマホ首」とは、肩よりも前に頭が出ている状態をさします。頭は本来、背骨の真上にあるのが理想です。しかし、スマホやパソコンの作業が長くなると、写真のように頭がどんどん前へ出てきてしまいます。頭の重さは4〜6キロ、ボーリングの球ほどの重さがあるそうです。カメ首やスマホ首はそんな重い頭を肩や首に釣り下げているようなものなのです。この状態で過ごす時間が長ければ長いほど、肩や首に負担がかかります。私たちが普段感じている肩こりや首こり、肩のだるさ・重さ・疲れが溜まるのも当然ですよね。

【肩こりの原因を断つ】カメ首改善エクササイズ 

1)首の位置を正す

肩よりも前に落ちた頭を背骨の上に乗せます。

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1)首の位置を正す/photo by Minami Ito

2)手を頭の後ろへ置く

頭が肩の前に落ちないように、後頭部を手のひらに押し付けるようなイメージを持ってください。

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2)手を頭の後ろへ/photo by Minami Ito

3)ひじを内側・外側へ動かして背筋エクササイズ

顔を挟むようにひじを内側・外側に20〜30回動かします。頭の位置と姿勢をキープしながら行うことで背中の筋肉を刺激し、スマホ首を改善できます。

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3)ひじを動かして背筋エクササイズ/photo by Minami Ito

▼動画はコチラ▼

 

普段姿勢が悪い人にとって、よい姿勢はそれだけで辛いもの。「すぐに崩したくなる」この感覚があれば、正しくエクササイズできている証です。また、まずは1日10分からでいいので、スマホやパソコン作業をする際、頭の位置を正すよう意識してみてださい。頭を背骨の上に乗せ姿勢を正す時間が長くなれば、首の筋肉は自然と鍛えられます。スマホ首が改善されれば、肩こりも軽減し、姿勢もキレイになりますよ。

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AUTHOR

伊藤みなみ

伊藤みなみ

日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。



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