春はメンタル不調に注意!五月病にならないための予防策に「マインドフルネス【ボディスキャン】」
ボディスキャンのやり方
ボディスキャンを行う時は、座っていても寝転んでいても可能です。落ち着けるタイミングで座って観察する時間を作る、もしくは寝る前にベッドに入った状態で行うのも良いでしょう。座って行う場合は、内臓に負担をかけないよう背筋を真っ直ぐ伸ばして座るようにします。
①目を閉じて、自然な呼吸を行う
まずは呼吸の感覚にフォーカスしてみます。鼻の穴に触れる呼吸の風や、喉の奥にあたる呼吸の風を感じたり、呼吸の音を聞いてみたり。無理に深い呼吸でなくて構いません。ゆったりと力みのない、自然な呼吸を繰り返します。
②頭頂に意識を向ける
外から来たざわざわとしたマインドが落ち着いてきたら、身体へ意識を向けていきます。上から下へ向かってスキャンするように、身体の隅々に意識をくまなく巡らせます。
③身体の背面に意識を下ろしていく
人によって色々な表現がされますが、私は頭頂から温かいお湯をかけた時のようなイメージをします。頭頂から流れ落ち、後頭部、首の後ろ、肩、肩甲骨周り、右腕から右手の指先。左腕から左手の指先。背中、腰回り、お尻、右脚から右足のつま先。左脚から左足のつま先。
④身体の前面に意識を下ろしていく
頭頂から流れ落ち、おでこ、目元、頬、口元、首の前側、鎖骨、胸、右腕から右手の指先。左腕から左手の指先。みぞおち、お腹、下腹部。右脚から右足のつま先。左脚から左足のつま先。
左右や、身体の背面、前面はどちらから始めても構いません。順番は気にせず、なるべく見落としがないように焦らず細かくスキャンしていきましょう。
違和感、不快感は身体からのサイン
全身に意識を向ける中で、痒みが起こったり、痛みを感じる部分などがあるかもしれません。そうした感覚の一つ一つを丁寧に観察します。どの部分に特に違和感を感じていて、どのくらいその感覚は広がっているのか。と言うように、違和感からすぐに意識を背けようとするのではなくじっくりと観察してあげましょう。1分程度この感覚に留まったら、また次の部位に意識を流していきます。これが、普段も身体のサインに気づくための練習となります。
いかがでしたか? 環境の変化が激しい時期こそ、立ち止まって自分の内側に意識を向ける時間を作ってあげると思考にも余裕が出てきます。ぜひ実践してみてくださいね。
AUTHOR
HINACO
東京都出身。20代に入った頃、自身のことを気にかけていなかった生活から、ヨガを通して身体やマインドの変化を感じるようになり、オアフ島へ渡ってヨガの学びを深める。毎朝マインドフルネス瞑想やヨガを実践し、日々探究。“今“ある自分を最大限体験するようなヨガ、マインドフルネスを伝えている。(2021年ヨガフェスタ講師/マイプロテインヨガ講師/TODAYヨガスタジオにてレッスン開催中)
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