【なぜ鎖骨が出ない?】美しいデコルテラインを作る「ヨガポーズ」

 【なぜ鎖骨が出ない?】美しいデコルテラインを作る「ヨガポーズ」
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これからやってくる春。暖かくなり、マフラーなどで隠れていた首もとを出す季節がやってきます。スッとした首元は、それだけで美しい印象を与えてくれます。今回は、美しいデコルテラインを作る方法をみていきましょう。

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まず、「デコルテ」とはどこの部分を指しているか知っていますか?首筋から肩周り+胸元までをデコルテと呼びます。美しいデコルテは凛とした印象を与え、女性の魅力をアップさせます。

春から夏にかけては薄着になり、デコルテを出す機会も増えます。みなさんは、鎖骨のラインに自信はありますか?気づけば、鎖骨が埋もれている…なんてことも。鎖骨がきれいに出ていないと、人によっては首元が詰まって見え、全体的なスタイルの印象にもつながります。

鎖骨が出ない原因

鎖骨が出ていない原因は、姿勢不良です。姿勢が悪いと、肩が内巻きになる傾向があります。肩が内巻きになってしまうと、腕や首が前方に出てきて、鎖骨が埋もれているように見えてしまいます。さらに、内巻き肩になると、腹筋が弱り、美しい姿勢をキープすることが難しくなります。腹筋が弱いと、背骨の胸あたりにある胸椎と呼ばれる部分が前屈みに曲がってきます。この胸椎が丸く前傾すると、肩が上がり、鎖骨が内側に縮まります。鎖骨には、首と繋がる筋肉があり、鎖骨が縮まることで、首の筋肉も縮まり、凝りやむくみの原因になります。巻き肩になると、首から肩にかけての筋肉は緊張した状態になるため、デコルテ付近の筋肉が凝ってしまう可能性もあります。首肩の筋肉の緊張によって肩が上がって見える場合もあるため注意が必要です。

そして、デコルテ部分は、たくさんのリンパが流れています。耳の下に「耳下腺」というツボがあり、そこから下にまっすぐリンパが流れています。その首筋をリンパに沿って流すことにより、フェイスラインのむくみの改善に繋がります。さらに、鎖骨の下にもツボがあり、鎖骨の中心から脇の下の腋下リンパ節の沿って流れを促していくことで、顔の血色もアップします。

「リンパ」とは全身に存在する管や器官のことで、正確には3つのことを指します。1つは「リンパ液」です。心臓から送り出された血液の一部は、細胞に酸素と栄養を運ぶために血管から流れ出します。この血管に戻れなかった水分がリンパ液です。2つ目は、リンパ液が通る「リンパ管」のこと。リンパ液はリンパ管を通って静脈に戻るようになっています。そして3つ目が、リンパ管のフィルター的のような存在である「リンパ節」のことです。このリンパ節は脇や股関節など様々な所に位置しており、リンパ液に流れ込んだウイルスや細菌を排除する役割を果たしています。リンパの流れが良くなると体内に老廃物がたまりにくくなり、むくみや冷えの改善、こりの緩和など様々なメリットを感じることができます。

リンパ
イラストAC

デコルテ部分は、たくさんのリンパが流れています。鎖骨が出ると首が長く見え、顔周りがすっきりとした印象になります。姿勢が良くなり、頭痛や肩こり改善にもつながります。デコルテラインをケアしていくメリットはたくさんありますね。

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ひるかわえみこ

ひるかわえみこ

劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。



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