女子一人旅、アーユルヴェーダ体験記(2)スリランカ滞在編
毎日各トリートメントにごとに場所を移動してベルトコンベア式に施術を受けていきます。
1|HEALTH CENTER|
毎朝8:30からトリートメントが始まります。自分の部屋でパンツ1枚の身体にワインレッド色の布を巻いてヘルスセンターへ向かいます。トリートメント用パンツはオイルまみれになるので帰国時に捨てて帰れるよう、100均で買って来たものを使用しました。
センターのレセプションで待っていると、セラピストの女性がお迎えにきます。滞在中は同じ人たちが施術をしてくれます。みんな私のことを「マダム」と呼び、手をひいて個室へ案内されます。そして待ちに待った、本格アビヤンガのスタートです。リゾート内で精製された天然ハーブオイルを使って治療を行います。
まずは椅子に座って頭にオイルをたっぷりすり込まれながらマッサージ。徐々に首、肩、背中まで降りてきてゆっくりほぐされます。最後に髪の毛を整えてくれる時がリラックスできて好きでした。背中が終わると、今度はベッドに寝かされ、顔のオイルマッサージです。目薬もさされます。続いてセラピストさんが2人になり左右対称の全身ボディーマッサージが始まります。
アーユルヴェーダのトリートメントと普通のマッサージの違い
日本では強目のマッサージが好みの私にとって、アーユルヴェーダのトリートメントは体を撫でている感覚で、最初は物足りないなあと少し不満でした。でもそれは目的が違うということを知り納得。ソフトなタッチで皮膚の表面をマッサージすることで、オイルを皮膚から浸透させ、内部の毛細血管を通って、溜まったアーマ(食事と感情の未消化物)を溶かして排出しやすくするのだそうです。アビヤンガで皮膚に塗られたオイルは、数分で骨髄まで到達すると言われていて、酸化した身体のあぶらを、良いあぶらと交換させるとのことでした。
オイルマッサージが終わると、仕上げに蒸したハーブボールで足先からポンポンと叩かれ、余分な油分を取って終了。最後に黒くて甘くてまずいハーブのドリンクを飲まされます。これは「痛み」に効くとのことでしたが何の痛みに効くのだろう?とたまに聞き忘れてることも、、
2|STEAM ROOM|
次はスチームルームへ移動して、フェイシャルスチームを行います。ベッドにうつ伏せになって穴に顔を被せ、下に置いてあるハーブの煎じ液から出た蒸気を吸い込んで鼻の通りをよくします。
3|HARBAL GARDEN|
スチーム吸入が終わると、ハーブガーデンへ案内されます。ここでは「ピチュ」という赤黒いペースト状のハーブの湿布をそれぞれ個別の患部に貼ってもらい、目にはキュウリを置いて40分くらい横になってお休みします。ここの中庭のテラスにはベッドが何台も並んでいて、全身を覆われた人々が静かに休んでいます。
4|SHOWER ROOM|
40分の休息が終わると、バスやシャワーがある建物に入ります。オレンジ色のクレンジング液を渡されて、シャワーで髪の毛と体のオイルを流します。その後、バスルームへ進みハーバルバスに浸かります。お湯は浅くしか入っておらず、担当の女性が桶ですくって何度も体にかけてくれます。
5|ACUPUNCTURE ROOM|
部屋で着替えてから鍼治療室へ向かいます。自分の患者番号を伝えベッドに横になると、鍼の先生が近づいてきて、図面を見ながらそれぞれの症状に合わせて、鍼を刺していきます。刺す場所が記されている人体図(絵)があって、毎回私は12箇所に打たれました。
されるがままで、どこが何の効果なのかもっと聞いておけばよかったです。鍼を刺した状態で30〜40分横になったままなのでみんなスースー眠っていましたが、、私は鍼治療でリラックスすることはありませんでした。
これで1日のデイリーメニューは終了です。ランチ以降はフリータイムです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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