女子一人旅、アーユルヴェーダ体験記(2)スリランカ滞在編
施設について
バーべリン・リーフ・リゾートはスリランカの南西海岸にあり、施設は海辺沿いに横に広がっていて目の前がすぐ海です。毎日きれいな朝日と夕日を眺めながら過ごすことができました。
ただ昼間は、目の前のビーチに布や服を売っているおばさん、トゥクトゥクに乗ってほしいドライバーのお兄さんがいつもウロウロしていて、外から敷地内の私たちにやたらと声をかけてきます。敷地内の庭園は緑の木々に囲まれ、リスが近くで木の実を食べているのを見かけたり、木陰のベンチで読書、お散歩したりとゆったり過ごせます。
敷地の奥の方へ進んで行くとオープンテラスのカフェ小屋があって、ティータイムには海を眺めながら、ハーブティーとクッキーなど自由に食べられます。館内にはレストラン、ヨガパビリオンが2箇所、ライブラリーがあり日本の本もたくさん置いてありました。
部屋について
部屋のタイプは6種類あり、私の部屋はビーチフロントの「ガーデンルーム」の2階。オープンテラス付きで、残念ながらバスタブはなくシャワーのみでした。ベッドには蚊帳が付いていましたが、寝る前にヤモリを見かけたときはだいぶビクビクしました。害はないかもしれないけど、頻繁に出現します!お部屋にはお白湯ポット、ミネラルウォーターが常に用意されていました。ヨガマット、セイフティーボックスも置いてあります。毎日スタッフがキチンとお掃除して整えてくれました。バーベリンではレストランでもレセプションでもみなさんとても親切で温かい印象を受けました。
いよいよアーユルヴェーダ生活のはじまり
翌朝は食事からスタート。朝食はバリエーション豊富なビュッフェ形式です。野菜たっぷりなメニューは何もかも美味しくて、食べたいだけ食べて大満足でした。ドクターとの問診後から、制限のある人は自由に食べられません。好きなだけ食べられるのは初回のこの時のみです。
食後、スタッフから問診の時間と場所の説明がありました。
ドクターの問診
アーユルヴェーダでは、まずアーユルヴェーダ医師が脈を測り、血圧測定、視診、問診を行います。また、舌苔に毒素が溜まると言われているため舌もチェックされます。他にも細かく、体重、便、普段の食生活、睡眠、アレルギーや病歴、普段どれくらい水を摂取しているか、身体で気になることなどを聞かれました。
この初回のコンサルテーションでドーシャが診断され、滞在中に受ける施術メニュー、トリートメントに使うオイル、ハーブ薬の種類、スペシャルミール、食用のオイルが決められます。
旅行会社の方が「日本人は遠慮しがちだが、ここではちょっとでも気になることは全部ドクターに伝えた方が良い」と言っていたので、一番初めの重要なコンサルテーションということで通訳をお願いしました。
シンハラ語はぜんぜんわからないし、英語も日常会話程度では、身体の不調の細かいニュアンス、医療用語、病名を伝えられる自信がなかったので、助かりました。通訳は日本に住んだこともあるスリランカ人のシャーメーンさん。笑顔がすてきな女性で、お子さんがいてたしか週3勤務だと言っていました。ただ、いくら日本語が話せると言っても、症状が正確に伝わらないと残念なので、念のため事前に自分の症状を英訳して持って行きました。案の定、シャーメーンさんも日本語&英語 → 多分シンハラ語 という風に急がしく電子辞書を駆使してドクターと私に通訳してましたのでこれも用意してきて正解でした。
具体的な症状は、股関節痛でいつも身体がだるい・微熱気味・蕁麻疹出た・アシュタンガヨガで痛めた右肩甲骨奥の痛み・アレルギー性鼻炎・猫アレルギー・不眠・むくみ・生理激痛・エアコンの部屋にいると咳がとまらない・数年前に韓国の石膏パックで呼吸困難になったことがあるので、顔にパックする時は鼻と口は開けてほしいなど。かなり細かく話しました。そのおかげか、所々でちゃんと反映されていてうれしかったです。
診断結果、私のドーシャは「ピッタ・ヴァータ」。ストレスはそれほどないみたいでした。あらw
ドーシャについて
体型が人それぞれ違うように体質にも個人差があります。私たちの体内には、ヴァータ、ピッタ、カパという3種類の生命エネルギーが存在し、生まれ持った体質は一生変わらないとされています。この3つのエネルギーをサンスクリット後で「トリドーシャ」と言います。ドーシャがバランスを崩すと体内に毒素(アーマ)が溜まり病気を引き起こします。
アーユルヴェーダは、Ayus(生命)veda(知恵・科学)を意味し、自分のドーシャを知って、食事、日常生活、運動、精神面などからドーシャのバランスを整えていくことで病気にならない体づくりを目指します。
1日のスケジュール表
※初日とスペシャルメニュー以外の日
06:00 ハーブ薬
06:30 ヨガ(毎日ハタヨガ)
07:45 朝食(7:00~9:00)
08:00 ハーブ薬
08:30 トリートメント
11:30 鍼
12:30 昼食(12:00~14:00)
午後はフリータイム(ツアーに参加したり、近所を散歩したり)
15:00 薬棚へハーブ薬を取りに行く
16:00 ハーブ薬
17:00 ヨガ(不定期)
18:00 ハーブ薬
18:30 夕食(17:00~21:00)
21:00 就寝
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