【やってみた】今年こそは瞑想を習慣にしたい!ピラティスインストラクターの瞑想10日チャレンジ


「瞑想」が心と体に与える良い効果というのは言わずもがな。昔から少し落ち着きがなく、マインドがあちらこちらに飛んでしまいがちな私にとって、瞑想は絶対にベネフィットがあるという確信はありました。しかしながら、過去に何度も瞑想を習慣化すべく取り組んできたものの、今のところ成功していないのが現実です。2022年が始まったのを機に、今年こそは瞑想を習慣化させるための一歩として瞑想10日間チャレンジに取り組んでみました。
瞑想を習慣にするのは難しい?
「瞑想」とは「心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと」などとされています。
ピラティスインストラクターは瞑想とは無縁かというとそうではありません。私が認定を取ったBASIピラティスのカリフォルニアにある本部にも、瞑想用の部屋があり、レッスン前後にそこで静かに瞑想をすることもできるようになっています。今や瞑想はヨガプラクティショナーのだけのものではなく、誰でも瞑想からベネフィットが得られることが広く知れ渡っています。
私自身はヨガを始めた頃から、何度か瞑想を習慣化しようと試みてきました。が、その度に毎回失敗しています。短い期間だけ瞑想をするのはなんとかできても、継続しようとなるとなかなか難しかったのが現状。
瞑想を習慣化したいと思っている理由は、自分が落ち着きがなくマインドがいろんなところに飛びがちで、集中力も以前に比べてなくなってきたと感じているから。スマホやタブレットなどを見て過ごす時間も多く、通知がきたらなんとなく画面を見てしまったりして、一つのことに集中できるスパンが短くなっているので、瞑想をすることでそれらが改善されるのではないかという期待が膨らみます。
いきなり座って一人で何もなく瞑想、というのは今まで一度も瞑想が習慣化されなかった私にとってはハードルが高いので、ガイド付きの瞑想をすることにしました。使ったのは Your Yoga Flowというサイト。終わった後には感じたことなどをノートに記していきました。
やってみました!10日瞑想チャレンジ
Day1 (10分)午前中、仕事前
初日なので短い瞑想を選ぶ。周りに耳を傾けて音を聞く。その音に何かしらの名前(ラベル)をを付けるのをやめ、周りで何が起きてるかにか関わらず自分の中に静けさを見つける。「マインドが落ち着かなくてもOK。これはプラクティス。マインドがそれているのに気づいたらまた戻ればいい」という言葉に惹かれる。「これは完璧でなくていい、練習なんだ」と改めて感じる。
Day2(20分)夕方5時半くらい
「受容」の瞑想。
初めて外で瞑想。少し肌寒い空気の流れが肌に当たるのを感じる。鳥の声と風で揺れる木の葉の音とが新鮮。(今まで瞑想はほとんど家の中でしていた。)気持ちよかった。場所と環境を変えるだけでもこんなに変わるものかと思った。
瞑想用のインストラクションがあると集中しやすい。テーマを持って瞑想することも有効だと感じる。途中5分ほど何のインストラクションもないところでマインドが何度か迷走し始める。
始めた瞬間は20分を長いなと感じたが、終わってみると気持ちの良いスッキリ感とともに目を開けた。反して、自分一人でこの長さの瞑想ができるようになるのかか?という不安にも駆られる。
Day3 (25分)夕方
疲れていたので横になって行う。寝ていると姿勢を正すことに意識を使わなくていいからか、思ったよりも集中できたが、寝てしまいそうになる場面も何回かあった。瞑想3日目にしてスケジュールが忙しくてやめたくなったが、10日続けると決めたのでやる。やった後は満足度が高い。スッキリもする。
Day4(25分)夜
やろうと思えば早い時間に出来たのについつい先延ばししてしまい、結局夜までやらなかった。時間を作ることに対してブロックを感じる。今日も寝転んでやってみる。緊張が走っていたところが分かりやすい。明日はきちんとやろうと思う。
Day5(30分)夜
今日は座位で行ったところ.股関節がガチガチになって座り続けているのがかなり辛かった。「瞑想中でも姿勢を変えてok!」の一言に救われるが、股関節が痛くて瞑想どころではなかった。瞑想中の姿勢ももっとやりやすいものにしよう。
Day6(15分)夕方
1日忙しくて段々と時間をとるのが苦痛に感じる。10日チャレンジもあと4日、なんとか続けたい。
今日のテーマは「色」チャクラの色に沿って。途中ガイドを聞いているようないないような状態になってしまって、マインドがどこかに飛んで行った。ガイドを聞いていることで安心して瞑想を実践している気になってしまっていたのを感じる。
Day7(20分)夕方
呼吸にFocus。仰向けで行う。マインドが行ったり来たり。体が痛かったのが気になった。
Day8(8分)夜
忙しくて夜まで時間がなかったので、短い瞑想を選ぶ。今日も仰向けで行う。短いから集中できるかと思ったが、結局全然集中できなかった。集中できないままやっていると瞑想をやっている意味があるのかと思えてくる。
Day9(20分)夕方
20分を短いと感じ始めたわけではないが、瞑想を初めてしまえばそんなに長い時間とは思えなくなる。今日の瞑想は自分に対してマントラを唱える。吸う呼吸と共に「私は感謝している」、吐く呼吸と共に「自分の持っている全てのものに」。
Day10(20分)朝
テーマが朝の瞑想だったので、朝に行う。朝に行う瞑想はやはり気分がよいと感じる。瞑想を習慣にするなら絶対に朝だなと思えた。
総論〜瞑想を習慣化するために
10日チャレンジが終わって、これといって大きな変化があるわけではないのが正直なところ。そして人間というのは自分で決めたことであっても、色々な言い訳を思い浮かべては、できない、やらないという楽な方向へとシフトしていくんだなと感じました。たった10日間ですが、自分の弱さに直面したような気にもなりました。
なんとか10日間続けたものの、義務感で続けたという気持ちがなきにしもあらず。毎日、時間が遅くなってくればくるほど「あ〜瞑想を始めないと」というのがプレッシャーになってくきました。なので結論としては朝の早い時間帯に行うことが大事だと思いました。
習慣化するのには時間を決めることも大切。どこかで時間ができたらやろうと思っていると、どんどん1日の最後の方に先延ばしにしがち。
ガイド付き瞑想がいい時もあれば、ガイドなしでの方がいいかもと思えた時もありました。ガイドを聞いているだけで満足してしまっているようなところもあったので、その時の気分によってどんな瞑想をしたいか自分でチョイスすることも重要そうです。
そして気が乗ろうが乗るまいが、短くてもいいから瞑想を始めてしまうことが大切。瞑想の長さに関わらず「瞑想をした」という満足感も実際は大きかったと思います。
瞑想はこうあるべきのような固定観念に囚われて「いい瞑想」をしないといけないような強迫観念も少なからずあったような気がします。その点においては「マインドがふらふらしても、気づいたら戻ればOK」という言葉を思い出すよさそうです。瞑想で浮かんでくる考えを悪いものと捉えずに、それを受け入れること。瞑想をいい悪いとジャッジせず、ただプラクティスとして継続していくことが重要なんだという考えに変わってきました。

何事も、新しいことを習慣化するにはだいたい2ヶ月ほどかかるという研究結果があります。習慣化するにはもうあと少し頑張って続けなければいけないですが、瞑想を朝行った日は朝から満足度が高いことが多いので、1日をポジティブに過ごせました。瞑想のベネフィットに目を向けて、そして完璧を目指さず、今年こそは瞑想を習慣にしていきたいと思います。
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