MEDITATION & MIND
頭が真っ白、震え、息苦しい…etc.パニック状態を落ち着かせる5つの対処法|臨床心理士が解説
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姿勢をよくする
猫背は、呼吸に使える上半身のスペースを狭くするため浅く速い呼吸になりやすくなります。そして、このような呼吸は不安やパニックなどと関連します。特にデスクワークでパソコン作業が長い方、スマホを見ている時間が長い方は、肩が内側に入り猫背になりやすいです。定期的に胸を開くようなストレッチをするなど、姿勢を意識してみましょう。
横隔膜を動かす深い呼吸をする
お伝えしたように、浅く早い呼吸は不安やパニックと関連します。横隔膜をしっかりと上下させるような深い呼吸をすることで、不安やパニックになりづらい身体を作ることができます。しかし、横隔膜が動いているか意識することは難しいものです。慣れないうちは助骨の1番下の骨にそれぞれの手を当て、左右の助骨が広がったり閉じたりすることを確認しながら呼吸をしてみましょう。呼吸の練習は苦しい時や不安な時に試すのではなく、日頃から練習しておくことが大切です。自分のペースで練習を重ねておきましょう。
今回は、不安な時、パニックが強くなりそうな時の対処法についてご紹介しました。症状が強い時や長く続く時は、ひとりで判断せずに必ず医療機関を受診しましょう。広告
AUTHOR
石上友梨
大学・大学院と心理学を学び、心理職公務員として経験を積む中で、身体にもアプローチする方法を取り入れたいと思い、ヨガや瞑想を学ぶため留学。帰国後は、医療機関、教育機関等で発達障害や愛着障害の方を中心に認知行動療法やスキーマ療法等のカウンセリングを行いながら、マインドフルネスやヨガクラスの主催、ライターとして活動している。著書に『仕事・人間関係がラクになる「生きづらさの根っこ」の癒し方: セルフ・コンパッション42のワーク』(大和出版)がある。
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