【猫背&巻き肩対策のNG】やりがち!猫背と巻き肩、マイナスに作用するふたつの解消方法
避けたい二つの解消方法
1. 両肩を後ろに引いて胸を張る
肩が前に出ているなら、背中が丸まっているなら、それと反対の姿勢を取るようにすれば良いだろうと左右の肩甲骨を寄せるように両肩を後ろに引いたり、胸を張って背筋を伸ばす姿勢を取ろうとしていませんか?
この状態ではお尻を突き出した反り腰になってしまい、ぽっこりお腹や腰痛の原因になってしまいます。どこか一か所を反らせたりせず、背骨の自然なカーブを保った状態で姿勢を整えます。ヨガで山のポーズをしたりあぐらで座る時には毎回注意しましょう。
2. 寝る前のヨガで胸を大きく開く(後屈)ポーズをする
日中に縮こまった胸、丸くなった背中をしっかりと開くためにそれと反対の動きをするヨガのポーズをしてリセットしよう…と夜に後屈のポーズを選びたくなるかもしれませんが、その場合は注意が必要です。
大きく胸を開く後屈のポーズは交感神経を活性化します。夜に心と体をリラックスさせるには副交感神経の働きを高めることが望ましいので、交感神経が優位になるようなヨガポーズをしてしまうと寝つきに影響を与えることも。上向きの弓のポーズ、弓のポーズ、ラクダのポーズのようなダイナミックなポーズは避け、ほんの少しだけ胸を開く程度のものを選びましょう。橋のポーズやボルスターやクッションに背中を乗せる横たわった合せきのポーズは、胸を開くだけでなく心を落ち着ける効果もあるので夜にはぴったりです。牛の顔のポーズもおすすめです。
猫背・巻き肩ならそれと真逆の姿勢になるようなことをすれば良いと考えたくなりますが、極端なことをしてしまうと別の部分でマイナス効果をもたらしてしまいます。姿勢の崩れは習慣化によって起こるものなので、改善する時も、こまめに自分の姿勢を意識したり、毎日ほんの少しでもヨガやストレッチをするなどの習慣化を心がけていきましょう。
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AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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