怒りや暴飲暴食への欲望は猛暑の名残?過度なエネルギーを鎮静化させる3つの方法
2.嗅覚のケア
鼻呼吸に意識を向ける時間を作りましょう。呼吸と心の関係性はとても密接で、イライラや、緊張、不安などがある時の呼吸は荒く、早く、浅い可能性があります。鼻先から息が入ってくる時には乾いた涼しい感覚が、鼻から息が出て行く時には温められ湿った感覚に変わっていることでしょう。お仕事や家事の合間に目をそっと閉じながら、鼻先からのゆったりとした呼吸を味わってみてください。
呼吸のペースがスローダウンし、深くゆったりとして来た時には、自ずと気持ちにも余裕が生まれて来ることでしょう。
ヨガの呼吸法では、ナーディ・ショーダナ・プラーナヤーマ がオススメです。食欲がコントロールしにくい過食気味の時にも、食前にまずは10ラウンドくらい行ってみると、暴飲暴食への欲望が少し落ち着くかもしれません。
3.瞑想
意識を内側に向けながら、五感を一気に休めることができるのが瞑想です。椅子の背もたれから起き上がって、少し浅めに座り直し、背筋を上に引き上げて、肩や腕をリラックスさせます。
一つ前の嗅覚のケアで紹介した鼻先からの呼吸の観察や、ナーディ・ショーダナ・プラーナヤーマ の呼吸法に続けて、意識を内側に向ける時間をしばらく過ごしてみてください。もし頭の中に何か思いが浮かんだら、“へ〜、今の私、そんなことを考えているのね。”とありのままを客観的に観ます。そして観終わったら、手放します。観ては、手放す。観ては、手放す…。
もし何も思い浮かばなかったら、その静かな時間をぜひ味わってください。
瞑想をしてから一日をスタートする、一日の終わりに瞑想をする、または秋の夜長に、衣服を暖かくして月の光を浴びながらの瞑想も、よりピッタが休まることでしょう。
ライター/HIKARU
アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp
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